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「異性の子どもがトイレに入ってくる」何歳まで許容? 就学前までが多数、専門家の見解は

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

子ども1人で公衆トイレに行かせる場合は、防犯面を一番の基準に考えて(写真はイメージ)【写真:写真AC】
子ども1人で公衆トイレに行かせる場合は、防犯面を一番の基準に考えて(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 子ども連れのお出かけにおいてハードルのひとつになっているのが、トイレの問題です。とくに異性の子どもを連れていると、商業施設や公園などの公衆トイレを一緒に利用するのは何歳までなのか、悩む保護者も多いでしょう。そこで、子どもを持つ全国のYahoo! JAPANユーザー2000人(20~50代限定)を対象にアンケート調査を実施。発達や防犯の専門家による意見と合わせて、1人で公衆トイレの使用が可能になる子どもの年齢は何歳なのかを探りました。

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子どもの公衆トイレ1人利用開始年齢 男女ともに「5~7歳」が多数

男児を1人で公衆トイレに行かせるようになった年齢は「5~7歳」が多数【画像:Hint-Pot編集部】
男児を1人で公衆トイレに行かせるようになった年齢は「5~7歳」が多数【画像:Hint-Pot編集部】

 まずはアンケート結果から、「公衆トイレに子どもを1人で行かせるようになった年齢」を男女別に見てみましょう。子どもが男の子の場合、もっとも多いのが「5歳」と「7歳」の19%、次に多いのが「6歳」の17%でした。半数以上の方が、5~7歳で息子を“1人トイレ”デビューさせていることがわかります。

女児の“1人公衆トイレ”デビューは、男児に比べて比較的年齢が高めに【画像:Hint-Pot編集部】
女児の“1人公衆トイレ”デビューは、男児に比べて比較的年齢が高めに【画像:Hint-Pot編集部】

 そして、子どもが女の子の場合も同様に5~7歳が合わせて47%とボリュームゾーンになっています。ただし、「10歳」が10%、「12歳」が15%となっており、男の子に比べて女の子のほうが、1人で公衆トイレを利用し始める年齢が高めなことがわかります。

公共トイレに入ってくる異性の子ども 何歳までならOK?

異性の子どもが公衆トイレに入ってくる際に許容できる年齢は、「5歳」もしくは「6歳」と答える人が多かった【画像:Hint-Pot編集部】
異性の子どもが公衆トイレに入ってくる際に許容できる年齢は、「5歳」もしくは「6歳」と答える人が多かった【画像:Hint-Pot編集部】

 異性の子どもが公衆トイレに入ってくる際、「何歳まで許容できるか」についてアンケート結果を男女別に見ると、性別による大きな差はなく、男女ともに5~6歳までと感じている人が多いようです。

 これらのアンケート結果から、子どもを1人でトイレに行かせるようになったのは5~7歳が半数近くとなり、異性の子どもが公衆トイレに入ってくる許容年齢は5~6歳が多い結果であることがわかりました。そこで、子どもを何歳から1人でトイレに行かせるかについて、親と子どもの臨床支援センター理事で乳幼児発達心理学を専門とする帆足暁子さんに意見を伺いました。

 帆足さんによると、自宅や幼稚園、保育園において1人で排泄できるかがある程度の目安になる一方で、公衆トイレの利用には個人差があるため「公衆トイレを1人で使用し始める時期を年齢で区切ることは難しい」といいます。トイレトレーニングを卒業していない幼児期や、排泄が自立した子どもでも本人が希望する場合には、親が個室内へ一緒に入るのが望ましいでしょう。

「外出先のトイレが子ども1人で使用可能かどうかを決めるのは、防犯が一番の基準になります」(帆足さん)