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BTSの“推し活”はコロナ禍でも勢いを増した!? ファンと専門家が語るその理由とは

著者:Hint-Pot編集部・出口 夏奈子

コロナ禍で改めて感じた“推し”の凄さと尊さ

コロナ禍前の2019年にアメリカ・ロサンゼルスで開催されたライブの様子【写真:Getty Images】
コロナ禍前の2019年にアメリカ・ロサンゼルスで開催されたライブの様子【写真:Getty Images】

 映像ディスクは自宅で繰り返し観ることができますが、直接会えるライブという機会もファンにとっては貴重。コロナ禍でライブがなくなったことで、“推し活”も勢いを失ってしまうのでは……と想像できます。しかし、進藤さんはむしろ勢いを増したようです。

「本来ならばワールドツアーが始まる頃だったかなと思うんですが、ユンギ(SUGA)がV LIVE(編集部注:韓国のライブ動画配信サービス。アーティストなどの有名人がライブビデオ配信を通じてファンと交流することができるアプリ)でラジオを始めたんです。

 多分、何か新しい手段を取らないと……、とユンギの中で何かもがいていたんじゃないかって思うんです。メンバーをゲストに読んで童話を読んだり、YouTubeで絵を書いている動画を配信したりと、内容自体は一般的なファン交流モノでしたが、だからこそ余計に彼らのもがきを感じました」

 ツイッターやインスタグラムなどの公式SNS以外にも、BTSはさまざまなアプリコンテンツに公式アカウントを持っています。そこから配信されるコンテンツが多かったことで、「ライブがなくなった寂しさはあったけれど、ライブ以外の部分で補ってくれたので寂しくはなかった」と進藤さんは感じています。

「ライブがあった頃より、なくなってからのほうがSNSやオリジナルコンテンツの配信は多くなりました。個人のツイートもそうだし、何よりWeverseが本当に素晴らしいんですよ」

 Weverseとは、韓国のファンコミュニティープラットフォーム。アーティストとファンが文字や画像投稿を通じて直接交流できるという画期的なサービスです。

「Weverseでは、自由に本人たちが発言して動画やコメントを残してくれます。もしかすると、コロナがあったからWeverseのプラットフォームが確立したんじゃないかと思っているくらいです。今や世界で評価されるグループになって、あんなにも遠い人たちが、こんなにも近くに感じられるアプリって本当にすごいと思います」

 コロナ禍で毎日何かしらのコンテンツが公式から配信され、進藤さん自身も「SNSに頼るようにはなったかな」と振り返ります。そして、改めて感じたのは“推しの尊さ”だったそうです。

「バンタンはすべてが尊いんですよ。他にハマった経験がないので、うまく言葉にできないんですけど……バンタンは私の日常にあるもので、特別なものじゃないかと言えば特別なもの。身近な存在だけど、身近じゃない。だからもう、すべてなんだと思います」

 BTSを語る上でどうしても外せない出来事に、2018年9月に米ニューヨークの国連本部で行ったスピーチがあります。BTSのリーダーであるRMが、世界中の若者たちへ向けて「自分自身を語ろう」とメッセージを送った内容です。

 進藤さんは「ぜひ、その動画を見てほしい」と言います。RM自らが考え、英語でスピーチしたその内容に「あれほどのものを聞いたことがないくらいに感動しました」と教えてくれました。

「アイドルという枠にハマらないアイドルっているんだなって。バンタンのすべてがあのスピーチに集約されていると思います。彼らは良い意味で特別ではない、普通の人なんです」

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