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生ゴミ堆肥化が義務に 米カリフォルニア在住の日本人女性が考える食品ロス問題解決のヒント

公開日:  /  更新日:

著者:小田島 勢子

環境や立場が変わるまで実感できなかった「失うこと」と「無駄遣い」

世界各国から参加するコミュニティメンバーとの交流会で堆肥や鶏の生活などもお話する【写真:小田島勢子】
世界各国から参加するコミュニティメンバーとの交流会で堆肥や鶏の生活などもお話する【写真:小田島勢子】

 さて今回は、暮らしのテーマの中でも「フードロス」に対する私の思いと、主宰しているワークショップやオンラインコミュニティ「食から始まる暮らしの循環 Rustic Farmers」でお伝えしていることをお話ししようと思います。

 そもそもフードロスとは、本来は食べられる状態であるはずの食品が廃棄されること。加工食品の売れ残り、家庭や飲食店で発生する残飯、期限切れの食品、食材の余りや調理くずなどが含まれます。

 私自身の過去を振り返ると、親元を離れて自分自身で選択をするようになるまで、食品だけでなく日用品との向き合い方を意識したことがほとんどなかったように思います。「お腹が空いた」と言えば温かい食事を作ってくれる母がいて、ティッシュやトイレットペーパーなどは戸棚にいつもある環境。

 水やエネルギーといった資源の無駄遣いをしない――。親や日本人の国民性からの学びはあったものの、実際は物質的に豊かな時代の中で育ちました。「失う」状況に陥ることのない守られた世界の中では、「失う」という概念が自分から抜けていただけでなく、そもそも無駄遣いがどういうことなのか分かっていなかったと改めて感じます。

 そして慣れ親しんだ土地と親元を離れ、米国という新たな環境で母に、そして暮らしをサポートする立場になった結果、初めて失うことや無駄遣いとは何かを実感。それに対する思いを抱くと同時に、対策を講じるようにもなりました。

 そこから生まれた私なりの心地よい暮らし方。「食から始まる暮らしの循環」をテーマにお話しさせていただいているオンラインコミュニティやワークショップでは、ゴミを出さない意識以上に、「ものを大事にする、愛でる」という気持ちを大切にしています。

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