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からだ・美容

子どもに脱毛サロンは早い? 医師が教える成長期のムダ毛ケア注意点

公開日:  /  更新日:

著者:岩淵 美樹

教えてくれた人:辻 晋作

子どもには電気シェーバーがおすすめ 肌への負担が少なく低リスク

「毛は誰でも生えるものだから気にしないで」と言っても、やはり気になるものですよね。自己処理の方法は、剃る、抜くなどいろいろとありますが、手軽で肌への負担も少ない電気シェーバーが良いでしょう。カミソリで剃ることも手軽ではありますが、毛を剃ると同時に皮膚を傷付けてしまうのでトラブルが起きやすくなります。

 また、カミソリの刃は使ううちに剃り味が悪くなっていきます。すると肌に押し付けるように剃るようになり、肌を傷付けてしまいます。お風呂場に置きっぱなしにしていると雑菌も繁殖しますから、肌荒れにつながる可能性もあります。

 電気シェーバーなら肌に刃が直接当たらないようになっているものがほとんどなので、皮膚へのダメージは軽減できます。ただ、お子さんが自分で処理をしようとすると、きれいに剃ろうとして肌に強く押し付けてしまう可能性もあります。小中学生のうちは親御さんが処理をしてあげましょう。表面に見える毛を剃るだけで数日経てば目立ってきてしまいますが、気になる時に処理をしてあげれば問題ありません。その際、刃を肌に押し付けることだけはしないでください。

 毛抜きは剃る処理よりも毛が目立たない期間が長くなりますが、無理やり抜くわけですから痛みが伴いますし、毛穴や皮膚を傷付けることになります。炎症や色素沈着が起こる可能性が高く、次に生えてくる毛が皮膚の表面に埋もれてしまう埋没毛にもなりやすいのでおすすめできません。脱毛ワックスも抜く行為なので同じ。毛抜きと違い、皮膚の表面も一緒にはがれてしまうため、肌トラブルがより起こりやすくなります。

 薬剤を使って毛を溶かす除毛剤ですが、これもまた炎症を起こすリスクがあります。2019年には国民生活センターから除毛剤使用による顔などの皮膚障害について注意喚起が出されています。

 一部の除毛剤で皮膚が赤くなったり、かゆみが生じたりといった皮膚障害の事例がいくつも報告されています。除毛剤は医薬部外品なので、用法・用量や使用上の注意をしっかり確認して正しく使用することが大切です。アレルギー反応など、肌に合わないことも。使用する場合は必ずパッチテストを行ってください。

 いずれの処理も必ずリスクは伴います。大人であれば理解もできますし、ここまでやったら危険、トラブルになるという判断もできます。しかし、小中学生の場合は肌への負担、リスクを考えるよりも「毛を目立たなくする」ことに意識がいき、過剰な処理をしがちです。親が正しい知識を持ち、お子さんの悩みに寄り添いながら処理をしてあげることが大切ですね。

(岩淵 美樹)

辻 晋作(つじ・しんさく)

1974年1月17日生まれ。東京大学医学部卒。帝京大医学部形成外科、埼玉医科大形成外科、東京女子医科大非常勤講師として勤務しながら、28歳で美容医療の「アヴェニュークリニック」開業。42歳で再生医療専門の「アヴェニューセルクリニック」開業。医学博士、日本専門医機構認定形成外科専門医、日本再生医療学会再生医療認定医、「アヴェニューセルクリニック」再生医療統括医師。著書に「あなたを救う培養幹細胞治療」(集英社インターナショナル刊)、「靴の中に入れるだけ2Gかかとインソール」(主婦の友インフォス刊)、「ひざ痛は治る」(秀和システム刊)がある。

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