インタビュー

「チクチク」「ズンズン」ってどんな痛さ? 日本で働く台湾女性が語るニッポンの不思議

著者:Hint-Pot編集部・白石 あゆみ

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「まだまだ難しいことがいっぱい」と語るミアさん【写真:Hint-Pot編集部】
「まだまだ難しいことがいっぱい」と語るミアさん【写真:Hint-Pot編集部】

チクチク? ズンズン? 日本に来て初めて知った方言や擬音語 難しすぎる!

 日本に来てから数年後、ミアさんは現在勤めているSB C&S株式会社に転職。同社での初めての上司が関西人の方だったそうだ。神戸出身の上司が話す言葉で、初めて関西弁を耳にしたというミアさん。慣れるまでは分からない言葉が多く大変だったという。

「まず、業務説明をしながら『~やんか』、『~やんか』とおっしゃっていて、『やんか』ってなに!? となったんですよね。それで率直に上司に意味を聞いたら、その場では答えられず。2、3日後に標準語では『~でしょ』という意味だよと教えてくれました。そういう優しい人が多いところも、日本の良いところだと思います」

 それに加え、日本に来て初めて聞いたのがさまざまな「擬音語」だ。ある日、ケガをしてしまい病院に行ったというミアさんは、医師から次のように質問され、答えに窮したという。

「先生から傷の具合を聞かれたのですが、『チクチク痛い? ズンズン痛い?』と言われ、全く想像がつかなかったんです。もう、その場ではとりあえず痛いとしか言えなくて。とにかくまずよく困りそうな『痛みに関する擬音語』はすぐ覚えました」

 ちなみに台湾で痛みの度合いを伝えるときは、「針に刺された」痛みなど、比喩表現を使って具体的に言うそうだ。擬音語は、日本人ならではの感覚なので、海外から来た外国人の方たちにとっては理解するのが難しいという。

「日本に来て約10年ほど経ちますが、まだまだ難しいことがいっぱいですね。ビジネスメールの書き方もいまだに慣れないです。でも、親切な方が多い職場なので、頑張れますね」

 日本人の目からはなかなか気が付かない、ちょっとした日本らしさ。今年の4月には、新たな外国人労働者の受け入れ拡大制度が施行され、急激なグローバル化の進む現在の日本。もし、職場に外国人の方が配属されたら、こんなちょっとしたことから、気にかけてみるといいのかもしれない。

(Hint-Pot編集部・白石 あゆみ)