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からだ・美容

胸全摘と抗がん剤治療は“絶対”ではない? 罹患した38歳女性が語る乳がんの複雑さ

著者:島田 みゆ

治療方法も性質はさまざま…乳がんのサブタイプやステージ

 さらに乳がんには、サブタイプという分類があります。ホルモン受容体、HER2(ハーツー)、Ki67(ケーアイ67)というタンパク質を調べ、それが陽性(○)か陰性(×)か、数値が高いか低いかなどで、主として5つに分けられるのです。

【画像:Hint-Pot編集部】
【画像:Hint-Pot編集部】

 このサブタイプによって、ホルモン剤や抗がん剤、分子標的薬など、どの薬が効くのかが異なります。また、抗がん剤を使用してから手術をすることもあれば、術後の再発予防のために抗がん剤治療をすることもあり、その投薬期間も薬によって変わります。

 加えて、がんの進行具合は「ステージ」で分類されます。乳がんでは、がんの大きさ、リンパ節や他臓器への転移の有無や程度によって、0期(ステージ0)~IV期(ステージ4)のいずれかに当てはめられるのです。

 こうした総合的な要素と合わせて、手術で胸を全摘する方が良いのか、部分切除でも可能なのか、術前術後にどの薬物治療を取り入れるのか、期間はどれくらい行なうのかなどを、主治医とともに決めていきます。

早期といっても拭えない不安

 もちろん、早期であればあるほど予後が良いことは確かです。ただ、どんなに早期であっても胸から離れた臓器に転移する可能性もあり、手術や術後の薬物治療をしながら再発という不安を抱えていくことになります。

 自覚症状がないステージ0期の非浸潤がんでも胸の全摘が必要になるケース、しこりが小さくても他の臓器に転移しているケース、主にホルモン療法のみと言われるサブタイプでも抗がん剤治療が必要なケース、しこりが大きくても抗がん剤が不要なケースなど……患者一人ひとりの病状によってさまざまなのです。

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