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夏休みの子どものクラブ活動 練習に力を入れる日本 休むことに集中するドイツ

公開日:  /  更新日:

著者:中野 吉之伴

「負荷やストレスが積み重なり続けると、回復が追い付かなくなる」

 なぜまとまった休みを取るのかというと、休みを取ることが大切で必要だからです。ある年に出席したサッカー指導者のための会議「ドイツ国際コーチ会議」で、ボーフム大学心理学部のミヒャエル・ケルマン教授は次のように語っていました。

「夏休みのような長期休暇はあらゆる人に必須です。子どもだけではなく、大人にとっても大切で、我々の研究では1年間に最低2度は2週間ほどの休みを取ることが必要だと考えています」

 なぜ2週間かというと、それくらいのまとまった時間、ストレスや負荷と離れた状態で暮らす機会がないと、自分たちの体や頭、心は本当の意味でリフレッシュすることができないというのです。

「日常生活の中で私たちはさまざまな負荷やストレスを受けています。負荷やストレスが多ければ多いほど、回復に要する時間も長くなります。気をつけないといけないのは、負荷やストレスが積み重なり続けてしまうと、回復が追い付かなくなってしまうんですね。心も体も頭もそこから先へ進めなくなってしまう。そして、これは誰にでも起こってしまうことなんです」

 いわゆるバーンアウト、「燃え尽き症候群」というのはこうしたメカニズムから起こるとされています。でも、この状態を軽視し、「疲れやストレスが多少は溜まるだろうけど、それでも自分は大丈夫、普通にやれている、燃え尽きたりはしない」と思っていると、ある日気がついたら普段なら何でもないことにイライラしたり、悲しくなったり、やる気が途絶えてしまうなんてことが起こります。

 体や心、頭が発しているサインを見逃すのは危険です。子どもは自分では気づけないこともありますから、周りの大人がその辺りをケアしてあげたいですね。

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