黄色のエリザベスカラーを巻いてくつろいでいる1匹の子ねこ。そこには何と、謎の黒い“物体”が付いています。その正体は、ベランダからくっついてきたセミ。何となく気配を感じつつも、セミを付けたままマイペースに過ごす子ねこの姿がツイッターで8.4万件の“いいね”を集めて話題になっています。居心地が良いのか、くっついて離れないセミはエリザベスカラーのおしゃれなワンポイントに？　飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ベランダから戻ってきたとんかつくん　くっついてきたのは？

　黄色いお花の形のエリザベスカラーを首に巻いたねこの赤ちゃんは、ブリティッシュショートヘアの「とんかつ」くん。現在、生後8か月の男の子です。話題になった“珍事”が起きたのは、病院で去勢手術を受けた翌日。自宅のベランダで1時間ほどくつろぎタイムを満喫して、部屋に戻ってきた時のことでした。

　何か匂いや気配を感じるのか、そわそわ、キョロキョロと少し落ち着かない様子のとんかつくん。すると飼い主さんは、エリザベスカラーの外側に黒いものが付いていることに気づきます。「何か付いていると思い、じっくり見てみるとセミでした」と、とんかつくんのそわそわの原因を発見。とんかつくんは、何かを探すように前足でエリザベスカラーに触れます。しかし、なかなかセミには届かず、ボウルの中に入ってセミと“一緒に”くつろぐのでした。

　セミは、とんかつくんがどんなに動いてもびくともしません。まるでブローチのようにエリザベスカラーにぴったりとくっついたままです。その時の様子を飼い主さんが動画に収めて「ベランダからセミを付けて帰ってきたねこ」との言葉を添えてツイッターに投稿。すると、8.4万件を超える“いいね”が集まり話題になりました。

　リプライ（返信）には「かわいい灯台もと暗し」「一番近くにいるのに一番見つからない場所にいますね」「捕まえたんじゃなくて、付けてきたんですね」「セミ、必死に気配を隠してるけどめちゃめちゃいいアクセントになってるの笑う」「セミもねこが好き」「おしゃれなカラーにおしゃれなブローチを付けてらっしゃる」などのコメントが多数寄せられました。