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いぬねこの終の棲家 都市型・老犬老猫ホーム「東京ペットホーム」はなぜ生まれた? きっかけは「東日本大震災」だった

著者:猫ねこ部

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こちらは帝さんお手製のキャットウォーク【写真:猫ねこ部】
こちらは帝さんお手製のキャットウォーク【写真:猫ねこ部】

「何もかも手探り」からのスタート いぬねこについて一から勉強

 東京ペットホームがオープンした2014年当時は、老犬老猫ホーム業界はまだ黎明期でした。全国の老犬老猫ホームの数はわずか20施設ほど……。しかも、当時の老犬老猫ホームのほとんどは、山の中などにある“郊外型”。東京ペットホームは、都市部に住んでいる人が面会に訪れやすい“都市型”老犬老猫ホームの先駆けだったのです。

「教科書がないので何もかも手探りでしたね」

 以前は工務店を経営していたという帝さんは、元々ペット業の経験がありませんでした。

 いぬとねこの行動原理学など、いろいろな本を読み、専門の先生を紹介してもらってレクチャーを受けたりと、多くの勉強をしたそう。

「私も妻も自分なりにペットを家族としてかわいがっていたんですけど……。人様のいぬやねこをこれからお預かりするとなると、家庭それぞれの癖やしつけ方がありますし、人間が良かれと思ってやっていることでも、いぬにしてみれば本当は不快なんだとか、ねこからすると実はこうされた方がいいんだとかありますよね。動物の野生本来の状態から勉強し直すのが一番大事かなと思いました」

 羽田空港から車で約10分。渡部さんの自宅の斜向かいが、ねこ専用の東京ペットホーム本館(キャットホーム)になっています。より多くの受け入れができるようにと、自宅の駐車場を改造し、ねこ専用の飼育スペースを増やしました。

「ねこちゃんの様子の変化に気づきやすく、いつでも一緒にいられる気がして安心なんです」

 現在、本館に13匹、自宅1階の飼育スペースに8匹、計21匹のねこ達が暮らしています。

取材協力:東京ペットホーム 公式サイト:http://www.tokyo-cathome.com/

(猫ねこ部)