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「幼くはない男の子が、お母さんと女風呂に入っていた」ことに衝撃を受けるアメリカ人のママ友 日本人女性がハワイ暮らしで困ったこととは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

性別の異なる親子が一緒にお風呂に入るのはタブーのアメリカ

市営プールにて。息子が5歳を過ぎてからはシャワーを浴びず、着替えもせずに帰宅している【写真:i-know】
市営プールにて。息子が5歳を過ぎてからはシャワーを浴びず、着替えもせずに帰宅している【写真:i-know】

 次に話題に上がったのは「幼くはない男の子が、お母さんと女風呂に入っていた」という、アメリカ人にとって驚愕の光景についてでした。

 男女の混浴制限年齢は自治体によって異なりますが、「7歳以上の子どもは、性別通りの更衣室・お風呂を利用すること」と義務づける都道府県が多いようです。それを説明すると「じゃあ6歳までは一緒に入れるってこと? 信じられない!」と、文字通り目を丸くして驚かれました。

 アメリカでは、性別が異なる親子が一緒にシャワーを浴びたり、お風呂に入ったりすることはモラル上、決してありません。赤ちゃんでも、2~3歳であろうとも、親は服を着たままベビーバスやバスタブの外から手を伸ばし、子どもの体を洗います。

 以前、私が息子を連れてプール施設に行ったときのこと。日本の感覚で「まだ5歳だからいいだろう」と、カーテン付きの女性用シャワー室を息子と一緒に使用したことがありました。しかし、シャワーを浴びて、着替えを済ませて外に出たところ、アメリカのママさんたちから「信じられない」といった目で、ジロリと見られてしまったのです。

 それ以降、プールに行く機会は減ってしまい、行ったとしてもシャワーはせずに車内で着替えさせるか(そして、家に帰ってシャワー)、夫がいるときは男性用シャワー室に連れて入ることにしています。

 とはいえ、ドイツに駐在経験のあるアメリカ人のママ友は「ドイツのサウナは男女混浴だから、日本のほうがまだましよ!」と話していました。ドイツ人は同じお湯に裸で浸かりこそしないものの、サウナでは男女ともに裸で、デリケートゾーンを隠すこともしないそうです。それは日本人でも抵抗がありますよね……。

 というわけで、温泉というキーワードひとつでおおいに盛り上がった日米ママ会でした。

(i-know)

i-know(いのう)

大学卒業後、即フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。大好きな東方神起に取材できたことを機に、日本のキャリアに一区切りをつけ、2013年、単身ニューヨークへ。2015年、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(7歳、4歳)を完璧なバイリンガルに育てるべく奮闘している。