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「イメージとまったく違いました」 日本企業に就職したウクライナ人女性 母国の友人に驚かれた日本の習慣とは

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

各国の文化や習慣を尊重していきたい

 日本で仕事に励み、暮らしになじんでいるエリザベータさん。将来的には、母国・ウクライナ復興に向けて、その一助になりたいという願いを抱えています。その夢を叶えるためにも、現在担っている仕事は、素晴らしい経験を積める環境なのだそう。

「将来的に母国の復興に携わるためにも、現在従事しているODA(Official Development Assistance/政府開発援助)業務を主軸にした、グローバルサウスの支援事業は、本当に素晴らしい経験になっていると感じます。これからも仕事を通じ、世界をより良くするお手伝いができればうれしいですね」

 仕事柄、さまざまな国の人と関わる機会が多いエリザベータさんには、他国を訪れる際、信条にしていることがあるそうです。

「どんな国でも、それぞれに個別の文化や習慣があります。それらを学び、尊重することを心がけています。それは日本も例外ではありません。私個人が少し苦手だと感じたことでも、郷に入っては郷に従えで、まずはよく知ることが大切だと思っています」

 エリザベータさんは、日本の文化を愛し、今のところしばらくの間は日本に暮らし続けたいと考えているそう。グローバル化が進むなか、もし海外の文化と接する機会があれば、エリザベータさんの姿勢を見習っていきたいですね。

(和栗 恵)

和栗 恵(わぐり・めぐみ)

恋愛コラムニスト・ライフスタイルライター。1970年東京都生まれの B型。雑誌、ウェブ、ドラマCD、ゲームシナリオ制作など、さまざまな媒体を手がける。男女の本質的な違いに着目した独自の恋愛論・結婚論を、ティーン誌、青年誌、ママさん向けウェブなどで展開中。著書にA型夫とB型妻との生活を描いた「毎日がグチLove B型妻 VS A型夫(笠倉出版社)」、「そして、ありがとう…ー犬とわたしの12の涙ー(日本文芸社)」などがある。