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夫が1週間後、急に転勤することに 何もしない夫に離婚を意識した女性へ夫婦カウンセラーがアドバイス
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教えてくれた人:夫婦カウンセラー・原嶋 めぐみ
こまめな“報連相”を
この件以来、夫に対する愛情がすっかり冷めてしまったという真里さん。離婚覚悟で大激怒しましたが、夫が涙ながらに謝罪してきたことや、子どものことを考えて我慢しているといいます。こうした場合、何をどうすれば良かったのでしょうか。夫婦カウンセラーの原嶋めぐみさんに伺いました。
「バタバタしているときこそ“報連相”です! 真理さんもとても忙しかったと思いますが、夫に対し『いつまでに、何を、どうしてほしいか』、きちんとこまめに伝えるべきでしたね」
真里さんのケースであれば「私たちが北海道に行くまでに、あなたの会社の近くでいいから、転居先を探してほしい」と具体的に伝え、まめに確認すれば防げたことだったと考える原嶋さん。
「しかし、真里さん自身が夫に対し、怒っていることを伝えられたのはいいことでした。はっきり言われないと、妻が怒っていることすら気づかない男性は、意外に多いんですよ」
また、原嶋さんは夫の態度が気になったそうです。
「夫が真里さんの前でヘラヘラしていたのは、面倒から逃げたい、ごまかしたいという気持ちの表れでしょう。何も言わなくてもわかってくれるはず、やってくれるはずなどと、真理さんは夫に期待することをやめたほうがいいと思います」
ただし「期待しない」ことは、残念ながらほかの悪循環をもたらす可能性があるとのこと。
「相手に対して『期待しない』ということは、相手に対する『無関心』の第一歩にもなります。『愛情』の反対語が『無関心』です。この先、愛情が氷点下になったときにいつでも離婚できるよう、手に職をつけておくことをおすすめします!」
(和栗 恵)