どうぶつ
「“ないない”してほしくないの?」 元保護ねこの主張に驚愕 自分の気持ちを伝える姿に「賢い」の声
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こたつ布団への強いこだわりを見せた、賢いきなこちゃん

賢すぎる行動を見せたのは、元保護ねこで推定5歳の女の子「きなこ」ちゃん。かわいらしいお名前について、飼い主さんは「保護後、我が家へ迎え入れると決めたとき、ねこの名付けランキングを見て『これだ!』と、天啓のように降りてきました」と語ります。
きなこちゃんは人懐っこく、甘えん坊な性格。おしゃべりが多く、人間の話していることや様子をよく理解していると思わせるほど、賢い一面もあります。飼い主さんに、今回の出来事の背景を詳しく伺いました。
「少し暖かくなってきたため、ゴールデンウィーク中に模様替えを終えたく、冬用布団と毛布、こたつ布団を洗濯して片づけようとしていました」
こたつ布団をかけてもらったきなこちゃんの気持ちについては、次のように想像します。
「『やっぱりこれだな~』と、ご満悦だと思います。洗濯している間、こたつ布団がなくて不服そうだったんです。でも、こたつに潜ると本当に満足そうにしていて、写真を撮ったあともしばらく出てきませんでした」
自分の気持ちを伝えるのが上手
きなこちゃんは日常的に、自分の気持ちをはっきりと伝えるそうです。
「ねこはもっとミステリアスでクールなイメージでしたが、きなこは自分の気持ちをストレートに伝えてきます。たとえば、かまってほしいときやブラッシングをしてほしいときは私を呼びに来て、ブラシが入ったカゴにスリスリしてアピールします」
飼い主さんは、新たに保護ねこのお迎えを検討したこともあったそうですが、きなこちゃんの気持ちを尊重し、断念したのだとか。
「きなこに『新しいねこちゃんが来たらどう思う?』と尋ねると、悲しそうな声で返事をするので『嫌なんだな』と察したことがあります」
まるで人間のように、自分の気持ちを伝えるのが上手なきなこちゃん。こたつ布団を片づけさせないという今回の出来事は、知性と意志の強さが表れた、微笑ましいエピソードですね。
季節が変わっても、お気に入りの場所は譲れない――きなこちゃんのねこらしい頑固さと賢さは、こたつのように多くの人の心を温めました。
○取材協力:きなこ(@9i_7a_5o)さん
(Hint-Pot編集部)