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自由であるほどシンプルに 産後女性を救った心の整理術

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:鈴木 美香

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鈴木さんが実際に子供とのやりとりで使用した「マインドマップ」【写真:Hint-Pot編集部】
鈴木さんが実際に子供とのやりとりで使用した「マインドマップ」【写真:Hint-Pot編集部】

道具はわたしが選び、使いこなすことで沿ってくるもの

 5年の蓄積を経て、鈴木さんはひとつのものごとがいろいろなことに応用できるということに気が付きました。

「自由でいいんだ! と思うと、抱っこひもは布が一枚あればいいことに気が付きました。また、洗剤も薬事法の決まりで、台所用、お風呂用と、用途が表示されていますが、それに従う必要はなく、自分で判断して使えばいいんだとわかりました。私たちは普段、ここには専用の〇〇をつかわなければならないと考えてしまいがちですが、人が道具に沿っていく必要は本当はないんです。道具は使う人が選択し、使いこなすことで沿ってくるもの。そうすれば、あれこれ揃える必要はなくなるんですよね」

自分は“とっちらかっている”と思う人にほどおすすめ

「マインドマップ」には、向いている人、向いていない人はいるのでしょうか? 鈴木さんによると、興味をもって自身のワークショップに参加してくれる人には共通点があるといいます。

「私のところに来てくれる方は、たいがい“私、とっちらかって、なにごとも収拾がつかないんですよ”という人。女性の方に多い傾向だと思うのですが、同時にいろいろな発想がわいてきて、思考がさまざまな方向に飛んで行ってしまうんですね。でも、とっちらかることは決してダメなことではありません。むしろ発想力が豊かなことは長所だと思うんです」

 箇条書きだと追いつけない溢れ出る思考を、「マインドマップ」はカバーしてくれるといいます。縦横無尽に描くことができる「マインドマップ」は、頭のなかでとっちらかっている情報のままでOK。どんどん描いていくことこそが正解なのだそうです。

 また、メリットばかりに思える「マインドマップ」ですが、デメリットはないのかも聞いてみました。

「慣れるまで時間がかかることですね。でもそれは、マインドマップに限らないと思います。なんでも新しいことを始めるのは、今までの自分にはなかなか馴染まないですから。その違和感まで遊べたらいいと思いますよ。それと人からのぞかれること。私がマインドマップを始めた10年前と比べたらずいぶん認知度が高まりましたが、大きな紙に書いたり公共の場で書いていると目立つようです。最後に、デジタルとの親和性が低いこと。専用のアプリなども開発されてはいるのですが、広いスケッチブックに描きなれた方は使いにくいかもしれませんね。ただ逆にアナログだからこそいいというところもたくさんあります」

「マインドマップ」に出会い、価値観が大きく変化したという鈴木さん。自己分析や仕事のツールに使ったり、子供とのやりとりを円滑するために使ったりと、生活のあらゆる場面で登場するのだそうです。新年度が始まり、新たな変化も多くなるこの季節。いろいろな整理に活用したいものです。

(Hint-Pot編集部)