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3人の息子を米名門大学に アグネス・チャンさん 「子どもに合った学び方を見つけることが重要」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部・風間 久志

口に出して心から子どもを褒めてあげることが大切と話すアグネスさん【写真:河野優太】
口に出して心から子どもを褒めてあげることが大切と話すアグネスさん【写真:河野優太】

想像力を育てることが重要 子どもには「自分にしかない世界」を持ってほしい

 アグネスさんは「学力テスト」に対しても子どもが小さな時から独特な対策をしていた。それはテストを「ゲーム感覚で楽しむ」というもの。実際にどのようなことを行っていたのか。

「テストに対する恐怖感をなくすため、『ゲーム』と捉えようと子どもたちに説明しました。まず先生の気持ちになろうと言い、そして『もしあなたが先生だったらどういう問題を出すか考えて?』と言い、私も一緒に予想して『当てっこしよう!』と。出題者の気持ちを読み取り、どんな問題を出すか多く当たった方が勝ち、というゲーム。もし子どもたちが実際に出題されそうな問題を考えられていたら、私はちょっと笑える問題を。逆に子どもたちがうまく考えられていなかった時は、私が真面目に出題されそうな問題を考えます。そうして子どもと一緒に、どんな問題が出そうか話し合うんです。そうすると子どもたちは『ボクが勝つか? ママが勝つか?』と、テストを楽しむようになっていきます」

 身近なテストを「ゲーム」として楽しませる一方で、息子さんが高校生になるまで、デジタルゲームと漫画を禁止にしていたアグネスさん。ゲームや漫画など、小学生や中学生なら普通に楽しむもののように感じるが、禁止していた背景には「想像力の欠如」を危惧したことからだと言う。

「日本のゲームは本当に良くできていて、中毒性があるように思えるんですね。ゲームをやりすぎると、小さな子どもの目にあまり良くない気がしますし、時間を費やしすぎるのも良くないのかなと思います。それと、想像力を育てるという観点からは、漫画よりも活字本の方が良いように思います。ある漫画を読むとします。私の読んだ漫画も子どもが読んだ漫画も頭に浮かべる絵柄は全部同じものなんですね。でも活字本であれば、例えば『ロミオとジュリエット』を読んだとすると、私と子どもが想像した『ジュリエットの顔』って違うと思うんです。これが『想像力』。想像力は『自分にしかない世界』であり、子どもにはこの『自分にしかない世界』を持ってほしいんです。他人と違っていい、ということを教えたかったからなんですね」

 育児について丁寧に話をするアグネスさん。「みんなと違う君で大丈夫」という言葉には愛情がたっぷり詰まっていた。次回は子どもと食育について聞く。

◇アグネス・チャン
1955年香港生まれ。1972年「ひなげしの花」で日本デビュー。上智大学国際学部を経て、カナダのトロント大学(社会児童心理学)を卒業。1989年米国スタンフォード大学教育学部(博士課程)に留学。1994年教育学博士号(Ph.D)取得。1998年日本ユニセフ協会大使に就任。2016年ユニセフ・アジア親善大使(地域大使)に就任。著書は「スタンフォード大に3人の息子を合格させた50の教育法」(朝日新聞出版)など多数。3月16日に「子供の一生を幸せにする24の食育術」(ぴあ株式会社)を出版。アグネス・チャンオフィシャルブログ「アグネスちゃんこ鍋

(Hint-Pot編集部・風間 久志)

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