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漫画

「人生最低の瞬間」になった結婚式 小姑のせいで晴れ舞台が「台無し」に

著者:和栗 恵

「まずい食事とダメダメ従業員」 泣きたくなってしまった花嫁

 ちなみに、先に予約をしていた式場は既にキャンセル料が発生する時期。しかし、ばらしたのは担当プランナー本人だったので、そこはゴネにゴネて、支払わずに済ませたという梨花さん。義姉さんに予算や希望のグレードを伝えるも、結婚式を予定していた日まで2か月を切っていて、ドレスも会場も、そして挙式の時間も、すべて良いものは埋まってしまっていたといいます。

「私たちが結婚しようとしていた日は大安で、すでに式場は予約で満杯だったんです。そこに義姉が無理やりねじ込んだので、式が15時30分から、披露宴が16時20分からという、何とも言えない時間帯になってしまって……。友達が18時から2次会を計画してくれていたのに、披露宴が終わるのは18時30分。すべてがパーになってしまいました。しかも最悪なことに、『身内割引があるから』と義姉が言っていたにもかかわらず、『急なことで用意するだけでも手いっぱい。本来ならこんな急な変更はありえないんですけど……』と、式場からはまるで私たちが非常識なように言われ、割引は一切なし。サービスらしいサービスもなく、食事の最後に出るデザートに、小さなゼリーが1つ足されただけでした」

 よくよく式場内を見渡すと、明らかに午前中に式を挙げたカップルの使い回しのような、クタクタになったテーブルフラワーや、指紋がベタベタとついたシャンパングラスが並んでいて、式の最中に泣きたくなってしまった梨花さん。

「まずい食事と使えない従業員のダメダメなサービスに、来賓の方たちも苦笑するばかり。その中で1人、義姉だけが、従業員値段で用意してもらったという豪華なカラードレスを着て、意気揚々としていました。お色直しをする際に、私の父母が怒って控室に現れ『今からでも遅くないから、この結婚は取りやめなさい!』と言ってきたのですが、それを聞いた夫は顔面蒼白で謝り倒していました(笑)。父からは『今謝るくらいなら、その前になぜ、君ができることをしなかったんだ?』と言われ、何も言えなくなってしまった夫が、何だか可哀想で……今思えば、こうやって許してしまった自分が、一番悪いんですよね」

 一番の“敵”は身内であり自分なのだと、この結婚式で知ったという梨花さん。この式以来、舅姑とご主人が、やりすぎじゃないの!? と思うほど気を遣ってくれるようになったといいます。また、義姉さんとは距離を置いて付き合うことにしたことなどから結婚生活は順調にいき、今は2人のお子さんに囲まれ、幸せに暮らしているとのこと。

「スタート地点が最低最悪だと、その後のどんなことも幸せに思えるし、とことん前向きになれるので、逆におすすめかもしれません(笑)」

 とらえ方を変えれば……梨花さんが言うように、これほど幸せな結婚は、ないかもしれませんね。

(和栗 恵)

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