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働く女性 梅雨時季の「だるさ・重さ・こり」事情 体感体重は普段の4倍? 仕事の集中力も“約4割低下”

著者:Hint-Pot編集部

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梅雨時季の身体のだるさ・重さ・こりの原因と対策のポイント

 調査では、多くの会社員女性が梅雨時季の身体のだるさ・重さ・こりを感じており、対策し切れていない実態が明らかになっています。これらの結果を受けて、ニチバン契約トレーナーで日本体育協会公認アスレティックトレーナーの對馬正浩氏は、梅雨特有のだるさやこりなど症状の原因や対策のポイントについて、次のように解説しています。

――まず梅雨時季の身体のだるさ・重さ・こりが引き起こされる原因について教えてください。

 女性は男性と比べて基礎代謝が低く、筋肉量が少ないため、身体で生み出す熱量が少ない=冷えやすいという特徴があります。冷えの影響で血流が滞りやすくなった結果、筋も固まりやすく結果的にこりにつながると考えられます。また、梅雨の時季は湿度が高い一方で気温もそこまで高くないため、汗が蒸発しづらく身体内の熱を逃がしづらくなります。これにより、身体のだるさや重さを感じることもあるでしょう。

 梅雨ならではの天候などによる外部環境の変化に身体がうまく適応できなかった結果として、自律神経が乱れがちになり、だるさや重さ、こりに加えて、冷え、むくみ、頭痛などさまざまな症状につながるようです。

――働く女性に、身体のだるさ・重さ・こりが与える影響について、考えられるものはどんなものでしょうか。

 現代においては、多くの人がデスクワークに従事していますが、上記で述べたような女性ならではの特徴も相まって、継続的なデスクワークによる症状に悩んでいる方が多いのも事実のようです。

 女性の生理学的特徴として月経が挙げられますが、月経は女性ホルモンによってコントロールされているもの。自律神経の乱れなどによりホルモンバランスも乱れてしまった結果、頭痛や冷え、肩こりなどの症状の原因になります。また、身体が冷えることもホルモンバランスの不調につながり、それがさらに複数の症状を引き起こすことも考えられます。

 暑くなる時季の冷えというと、クーラーの効いた室内での長時間の業務、服装の影響などが連想されやすいかもしれませんが、実はデスクワーク中の姿勢も影響しています。デスクワーク中は長時間同じ姿勢でいることが多いため、筋肉は伸縮せずに縮こまっている状態です。この状態は、筋肉の伸び縮みによって身体の循環が促進される「筋ポンプ作用」が働いていません。長時間の同一姿勢がこりにつながり、こりがさらなる冷えにつながり、それがまた別の症状に影響するという悪循環に陥ってしまう可能性があります。

――対策や予防策はどんなものがありますか?

 身体の調子を維持するためには、運動・栄養・休養の3つの要素が重要です。まず、人は運動をしていなくても、体温調節の1つとして発汗しています。しかし、梅雨の時季は湿度が高く、発汗で体内の熱を逃すことが難しくなってしまうことも。体内の水分が過剰に多い状態は、いわゆる「むくみ」にもつながります。こうした体内の過剰な水分は、適度な運動をすることでアクティブに出すことが有効です。軽いウォーキングやランニングなどは良いかと思います。

 また、デスクワークの合間のストレッチも効果的です。同じ姿勢により縮こまった状態の筋をリラックスさせることで、身体の循環の改善が期待できます。寝苦しい時季ではありますが、睡眠不足では疲労回復もできません。仕事への集中力を保つためにも、日頃から十分な睡眠時間の確保を意識することも大切です。

 最後に、偏りのないバランスの良い食事を摂ることや、身体の温まる食事や飲み物を摂り調子を整えることも重要です。女性はダイエットを意識するあまり、食事量が少なくなりがちです。元々、筋肉量の少ない女性は、食事からの栄養摂取が少ないと筋肉が痩せ細ってしまいます。筋肉は身体の熱を生み出し、冷えの改善にもつながります。バランス良く、適量を摂ることを意識し、身体の中からのケアにも気を配ってみてはいかがでしょうか。

 梅雨の時季に起こりやすい身体のだるさ・重さ・こり。対策としては、規則正しい食生活や生活習慣などが大切なようです。

(Hint-Pot編集部)