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農家の嫁がやっている 旬の「ミョウガ」は“丸のまま”で 肉巻きや天ぷらがおすすめ おいしい見分け方や保存方法

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著者:こばやし なつみ

ミョウガが生い茂る姿はショウガそっくり 食べている部分は“花のつぼみ”部分

花が咲いたミョウガ【写真:こばやしなつみ】
花が咲いたミョウガ【写真:こばやしなつみ】

 ミョウガはショウガ科の野菜で、宿根性の多年草です。原産地はアジア東部ですが、食用として栽培されているのは日本だけのようで、日本のミョウガは台湾やタイへも輸出されているそうです。

 元々ミョウガ好きではありましたが、その生態については無知だった私は、ミョウガの葉が山に生えている様子を初めて見た時にショウガの葉にそっくりで見分けがつかず。同科ということに納得しました。

 しかし、可食部は異なります。“根茎”を食べるのがショウガであるのに対して、ミョウガは地下茎から伸びて地上に頭をひょこっと覗かせる“花のつぼみ”を食べます。

 また、ショウガは葉っぱ自体の香りも強いので、折りたたんでゴムでくくり冷蔵庫内の消臭剤代わりにしたりもできるのですが、ミョウガの葉はほぼ無臭です。

 ちなみに、嫁いで初めて食べた食材の1つが「茗荷竹」と呼ばれるミョウガの若い茎部分です。春先から初夏手前にかけて採ることができて、千切りにして卵とじスープの具として食べたりします。