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子どもに習い事をさせている&させていない理由 「月謝7000円で継続困難」の声も

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

習い事をさせていない理由は年齢・自主性・金銭がトップ3

 一方で、「習い事をさせていない」と回答した人たちには、どのような理由があるのでしょうか? こちらも理由(自由回答)と合わせてランキングを見てみましょう。

 
【習い事をさせていない理由】
1位「年齢的にまだ早い」(110人)
・始めたことは長く続けてほしいと思うから、子どもがやりたいことをやらせてあげたい(0歳男の子のママ)
・3歳になったらピアノと水泳を習わせるつもりです。様子を見て、将来的には公文式にも通わせたいです(1歳女の子のパパ)

2位「子どもがやりたがらない」(35人)
・現状やりたいと言ったことがないのでやらせていないです。でも本人が興味を持ったことならいつでもやらせてあげるつもりです(6歳男の子のママ)
・自分自身が子どもの時はたくさん習い事をして楽しめていたので、子どもにもぜひやらせたい。しかしどの習い事も体験の段階で拒否反応を示すため、苦慮している(9歳男の子のママ)

3位「金銭的余裕がない」(35人)
・語学に強くなってほしいので、お金に余裕があれば英会話を習わせたいです(5歳女の子のママ)
・子どもが3人いるので、全員に習い事をさせるのが経済的に難しいです。以前スイミングを習っていましたが、月謝が7000円と高く継続困難でした(10歳女の子のパパ)

 
 こちらは年齢的な理由と「子どもの気持ちを尊重したい」という気持ち、金銭的理由が挙げられていました。年齢と子どもの気持ちは時間により変化しますが、家庭のお金事情は何とも言えません。いろいろと先行き不透明なこの時代、何でもかんでも習わせるわけにはいかない……という事情も当然あるでしょう。

子ども1人の月謝はおいくら? 「3万円以上」の回答も

 そこで習い事の月謝についての設問を見てみると、子ども1人当たりの習い事に払っている月謝の金額の1位は「5000円~1万円未満」(41%)との結果が。次いで「1万円~1万5000円未満」(18%)、「5000円未満」(16%)、「1万5000円~2万円未満」(10%)、「2万円~3万円未満」(10%)と続いています。「3万円以上」という回答も5%ありました。

 習い事はお金がかかるのももちろんですが、送迎や予習・復習などのサポートなど、親にもいろいろな負担がかかります。そこで、コロナ禍を受けて習い事に対する考え方の変化を聞いてみました。

 
【コロナにより習い事の考え方に変化があったか】
1位「特に考えは変わらない」(55%)
2位「オンラインでできるものを」(18%)
3位「運動系をさせたい」(17%)
4位「学習系をさせたい」(6%)
5位「プログラミングをさせたい」(3%)
6位「やめさせたい・減らしたい」(1%)

 
 半数以上の人が「特に変わらない」と回答していますが、感染防止のためにオンラインでできるものを考えたり、やめさせたりすることを検討している人もいるようです。

 子どもの頃の習い事は、将来に大きな影響を与える可能性が少なくありません。限りのある時間やお金の中で、子どもの成長にとって一番適したな習い事は何なのか、子どもの意志を尊重しつつ、親がしっかり考えて支えてあげることができるといいですね。

(Hint-Pot編集部)