インタビュー

【私の家族】田中美奈子 バブル期人気の裏で動物愛護団体を設立 愛犬を通じて子に伝えたいこと

著者:中野 裕子

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「猫のためにお仕事してるみたい」 総勢16匹を育てていた時期も

犬も猫も大好き。チンチラ猫とポメラニアンを飼育していたことも【写真:荒川祐史】
犬も猫も大好き。チンチラ猫とポメラニアンを飼育していたことも【写真:荒川祐史】

 本当は子どもたちがなるべく幼いうちからずっと、動物と一緒に育てたかったんです。でも、夫と息子が猫アレルギーで、猫に触ると顔に湿疹ができて呼吸が苦しくなってしまいます。犬は大丈夫なのですがアレルギー体質ではあるので、息子が赤ちゃんの間は避けたほうがいいかなと思い、我慢していました。

 私は猫も大好き。今も猫を迎えて、ミルクが猫たちと仲良くする姿も見たくて仕方がない! それができないのが、私にとって唯一の不満ですね(笑)。

 私は小さい頃から家に動物がいなかったことはないくらいで、ウサギやインコ、ニワトリ、それに捨て犬や猫も拾ってきてはかわいがっていました。1人っ子だったので、寂しかったのかもしれません。母は「まったくもう!」と言いながらも優しく迎え入れてくれて、一緒にお世話をしてくれました。

 だから、高校を卒業して1人暮らしを始めたら寂しくて耐えられず、ペットショップで見初めたシルバーのチンチラ猫の「ハニー」とポメラニアンの「チャチャ」を迎えました。どちらも男の子。しばらくして、ハニーのパートナーとして同種でゴールドの「ラン」ちゃんという美女を迎えたら、子どもたちが増えていって、私が25歳の頃は一番多くて16匹(笑)! お産婆さんは何度も経験しましたね。

 16匹もいると引っ越そうとしても貸していただける部屋が見つからなくて、戸建てを購入しました。猫のために家を買ったわけですね(笑)。29歳の時です。フード代や病院代もバカにならなくて、「猫のためにお仕事してるみたい」と大変でしたが(笑)、それでも動物と一緒に暮らしたい。疲れて帰ってきても、玄関のドアを開けると全員が勢揃いしてお迎えしてくれるので、嫌なこともスポンと吹っ飛んで気持ちを切り替えられたんです。どれほど癒やされたか分かりません。