料理・グルメ

サツマイモを食べるとおならが出る理由とは 甘さの秘訣は加熱にあり 選び方のコツも

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

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おいしいサツマイモの選び方は 傷や斑点のないものを

ふっくらしている形のものを(写真はイメージ)【写真:写真AC】
ふっくらしている形のものを(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 品種などによって違いはありますが、一般的なおいしいサツマイモの見分け方は次の3つです。

1. 形:ふっくらとしてずしりと重みがある
2. 色:皮の色は端から端まで均一
3. 表面:ツヤがあってなめらか。傷や黒い斑点がない

 低温と乾燥に敏感なので、保存する際には湿気と温度に気を付けましょう。基本的に洗わず保存するので、気になる汚れや土がついていたら払う程度に。そのまま新聞紙やキッチンペーパーなどに包んでから袋に入れて、風通しの良い冷暗所で保存します。

 一度カットしたものは傷むのが早いので、ラップで包んで冷蔵庫の野菜室へ。早めに使い切ってください。

 大量にあって使い切れない時は生のまま冷凍保存も可能。まずサツマイモの土を洗い落として水分を拭き取ってから、適度な大きさに切り冷凍保存用の袋に並べ入れて冷凍室で保存します。使う際はそのまま調理してください。またふかしたものをマッシュして(つぶして)保存しておくと、スイートポテトなどのスイーツをすぐに作れます。

ホクホク系やねっとり系などたくさん 加熱は低温でじっくり

アントシアニンが豊富なムラサキイモ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
アントシアニンが豊富なムラサキイモ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 農林水産省によると、サツマイモの作付けは世界でおよそ4000種類、日本国内で約60種類行われているそうです。国内の産地は鹿児島県や茨城県、千葉県などが知られています。

 日本では現在、さまざまなブランドや種類のサツマイモが作られています。ポリフェノールの一種アントシアニンが豊富で紫色をした「ムラサキイモ」や、焼酎用に作られているジャガイモのような「黄金千貫(こがねせんがん)」など色や見た目もさまざまです。

 食感もホクホク系やねっとり系などの種類があります。「紅あずま」や「紅はるか」、「金時」などは人気ですね。「安納芋」は、焼くと蜜が出てくるほど甘味が強く、焼いたあとに冷やすとアイスクリームのようになり非常に美味です。

 低温でじっくり加熱すると糖化が進み、甘味が増します。ただし、電子レンジなどで急激に加熱すると甘味が増しません。収穫後に貯蔵され、年明けから春にかけて出荷されるサツマイモは、でんぷん質が糖化してさらに甘くなります。これからしばらくは、おいしいサツマイモを堪能したいですね。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、和漢薬膳食医。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。2018年より宮城県の高校で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。