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キャサリン妃の子育て ダイアナ元妃との「共通点」とは
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ふたりの「ママ」ぶりを写真で比較 そっくりだと英紙報じる
先週8月8日に英国南部のワイタ島で行われたチャリティ・ボートレースにウイリアム王子と参加したキャサリン妃。その表彰式の会場で長女シャーロット王女が「あっかんべー」と舌出しをして、天真爛漫に大笑いしたリアクションが好評だった。そして今、そのおおらかな子育ての姿勢が亡き義理の母、ダイアナ元妃とそっくりだと共通点が話題になっている。
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英大衆紙「ザ・サン」電子版でキャサリン妃と故ダイアナ元妃の子育て写真を掲載し「ふたりとも率直な性格で世間一般の感覚とともに子育てをしている」と、その類似性を指摘した。
まず、記事で掲載したのが、直近のシャーロット王女の「舌出し」写真。保守的な王室サポーターの中には「王女というのに、はしたない」という意見もあるかもしれない。しかしキャサリン妃はそんな娘のある種やんちゃな行動にもおおらかに笑って対応。この母の邪気のないリアクションがシャーロット王女のあっかんべーを「王族として、はしたない」から一般的な4歳児の「お茶目」という印象に変えた。
こうした明るさはダイアナ元妃もしっかり持ち合わせていた。同紙が現在のキャサリン妃との比較で掲載したのが1993年の有名な写真。これはダイアナ妃が当時11歳だったウイリアム王子と8歳のヘンリー王子をロンドン近郊の遊園地「ソープ・パーク」に連れて行った時のもの。ダイアナ元妃より以前には王族の親子が一般の人々に混ざって休日を楽しむという文化がなかったため、3人がボートに乗ってびしょ濡れになって笑っているこの写真は、当時の英国民を驚かせ、そのハートをしっかりとつかんだ。まさに「民衆のプリセンス」と呼ばれた面目躍如といった写真だ。
次は、ダイアナ元妃とキャサリン妃が生まれたばかりのウイリアム王子とジョージ王子を抱いている写真を掲載。その愛情に満ちた微笑みに対し、「ふたりとも母となった喜びにあふれ、家族の中心にいた」とキャプションをつけた。
3つめは、子ども達との休日の写真。キャサリン妃は芝生の上、ダイアナ元妃はビーチに座って子供達を遊ばせているが、心からリラックスしている表情が印象的だ。
また幼い子どものかんしゃくにも毅然と上手に対応する両妃の写真も面白い。ダイアナ妃はスペインで休暇中、左手で何かを指差しながら怒鳴っている幼いヘンリー王子に、厳しい表情で一言ピシャリ。キャサリン妃もドイツの空港で泣きじゃくるシャーロット王女の左手をぎゅっと握り締めながら、厳しい母の顔で幼い王女を戒めている。
記事では、こうしたキャサリン妃と在りし日のダイアナ元妃の姿を紹介しながら、「残念ながらふたりが巡り会うことはなかったが、ダイアナ妃が生きていればきっとキャサリン妃が気に入ったに違いない」と締めている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)