恋愛・夫婦

承認欲求のかたまり“匂わせ女子”の本音 「正直、“ざまあみろ”って思っちゃっていたかも」

著者:Ryo

タグ: , ,

写真はイメージです【写真:ぱくたそ】
写真はイメージです【写真:ぱくたそ】

 ライターのRyoが、今を生きる女性たちの生き方に迫る連載「女子の生きざま図鑑」。3回目は、男女ともに嫌われているという、いわゆる“匂わせ女子”。主にSNSでの投稿に核心を書かず、意味深な写り込みのある写真を使い、「言えないけど気づいてほしい感」を出してしまう女性のことだ。芸能人との秘密裏の交際を“匂わせた”発信をし、炎上してしまった女性の話から、“匂わせ女子”の心理に迫る。

 ◇ ◇ ◇

File3:匂わせ女子

 前回、芸能人と秘密の交際し献身的に支える「プロ彼女」に迫ったが、今回はその逆といっても過言ではない。著名人が“引っ掛かってはならない女ナンバーワン”に君臨する「匂わせ女子」を研究してみたい。

 前者と後者は同じ華やいだ世界にいながらも、全く違う価値観の元で自身の幸せを満たしてゆく。生命力が強いのは、実はSNSの発達した時代に適応しすぎた「匂わせ女子」たちの方なのかもしれない。

【PROFILE】
Hさん(22) 目黒区在住
19歳の時に、当時交際していた彼氏の後を追って田舎から上京。夜遊びの楽しさに魅入られ、クラブ通いを始める。仲良くなったクラブの店員から男性アイドルを紹介され、頻繁に連絡を取るように。その後、自身のSNSアカウントに彼の腕などをわざと写りこませてた写真を投稿していたことから、ファンに関係を特定され炎上する事態に。現在も飲み会に顔を出しつつ、ラウンジで働く。

大好きだった恋人を追いかけ上京するも都会に染まる

「高校1年生から付き合っていた彼氏を追いかけて、19歳の時に上京してきました」

 そうゆったりとした口調で話すHさん。ゆるく巻かれたロングヘアをハーフアップでまとめ、真ん丸の大きな瞳でこちらをじっと見る。マウントを取っているかのように、彼女の視線は私を上から下までを舐めるように見つめていた。

「ある日、東京でできた友人と六本木のクラブへ行ったんです。キラキラとした地元にはない世界。そして、そこでたまたま見かけたのは某有名事務所の人気アイドルでした。実は地元にいた頃からずっと彼のファンでしたが、いざ目の当たりにすると話しかける勇気は出なくて……。それで、ここに通えばまた会えるかもしれない! と思って、平日休日関係なく、クラブに通うようになりました」

 この時から、上京のきっかけとなった恋人に会うことは減ってきていたという。そんなある日、Hさんに転機がやってくる。

「ある日、通い詰めていたクラブの店員さんが、飲み会にそのアイドルを連れて来てくれるって言ったんです。約束の夜は精いっぱいのお洒落をして、個室のバーへ向かいました」

 当時を思い出し、声が嬉しそうにはねるHさん。

「バーに行くと、目の前にはずっと好きだったアイドルくん。夢みたいでした。飲み会の後、その日のメンバーでチャットグループができたんです。そこで勇気を出して、彼に個人的にメッセージを送りました」

 そこから、彼女の夢の日々が幕をあける。