からだ・美容
目覚めよ、体 新生活を元気にスタートさせるヨガポーズ
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華子さんが実践するヨガや薬膳 毎日の暮らしに気軽に取り入れよう
3月です。日に日に暖かくなってきて春の訪れを感じるこの季節。厚着だった服装も軽やかになってくるように、冬に溜め込んだものをデトックスする時期でもあるようです。元気になる暮らしのヒントを、ヨガインストラクターの村上華子さんにヨガと薬膳を融合した視点から綴っていただきます。第1回のテーマは「新生活を元気にスタートする」。気軽に続けられる「押し上げのポーズ」を紹介します。
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みなさん、はじめまして。ヨガインストラクターの村上華子です。
私は、都内各地でヨガの指導をしながら、家では小学生になる男の子の母親として、日々奮闘しながら、家族の健康を考える生活を送っています。中でも、食生活には気を付けていて、中医学の理論に基づいた薬膳料理の知恵を取り入れています。そうは言っても、以前は料理が得意な方ではありませんでした(笑)。元々ヨガを実践していたので、ヘルシーな食事に興味はありましたが、私が本格的に食事作りに意識を向けはじめたのは、息子が1歳の頃に大病を患い、入院生活を送ったことがきっかけ。
「人は食べたものからできている」という言葉を聞いてから、健康になるための様々な食事法を探しては、実践を繰り返していました。そこで、ご縁があった恩師に出会い、本格的に薬膳を学ぶことに。今では、ヨガのエクササイズと薬膳の知恵を融合させた、日本の四季の移ろいに合わせた健康法を実践しています。
ヨガはインドの哲学で、薬膳は中国の伝統医学がベースものも。それぞれの出自は違うのですが、共通していることがあります。それは、「心と体はつながっていること。そして、人間は自然環境から大きく影響を受けて生きている」という考え方。どちらも全体を見て、バランスを取ることで、健康な状態を目指していくアプローチです。とはいえ、インドの哲学や中医学の理論なんてちょっと難しそう…。なんて感じる方もいらっしゃるかと思いますが、毎日の暮らしの中に、気軽に取り入れられるものもたくさんあります。ぜひ、“おばあちゃんの知恵袋”のように役立てていただけたらうれしいです。