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「なぜクレームが出るのかがわからない」 制服警察官のコンビニ利用 理解を求める山梨県警の呼びかけにエール殺到

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

市民の安全を守る警察官(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
市民の安全を守る警察官(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

「買い物をする制服警察官を見かけるかもしれません」。そんなコメントを添え、山梨県警察本部はX(ツイッター)アカウントで、犯罪抑止活動の一環として行っている取り組みについて投稿。理解を求める呼びかけに24万件もの“いいね”が集まり、支持する声が上がっています。

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勤務中の買い物も「犯罪抑止活動の一環」 投稿で理解呼びかけ

 制服を着た警察官がコンビニエンスストアなどに立ち寄り、飲食物などを購入する姿を見たことがある人もいるでしょう。これについて、同アカウントは「県警察では、制服警察官が、犯罪抑止活動の一環としてパトカーでコンビニ等の店舗に立ち寄った際に、勤務に必要な飲食物等を購入する取組を行っております」と説明しています。

 制服姿での買い物に対して誤解や批判が生じることもあるようで、「各店舗で買い物をする制服警察官を見かけるかもしれませんが、ご理解をお願いします」と呼びかけました。

 投稿には、24万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には「全然良いと思う。なぜクレームが出るのかがわからない」「むしろ制服であちこち出没してください。制服の警察官の方がいると安心します」「素晴らしい取り組みです。ほかの道府県警や警視庁もぜひ見習ってほしいです」など、24時間体制で街を守る警察官に、理解の声やエールが寄せられています。

 こうした公的機関からの呼びかけが話題になったことは、過去にもありました。名古屋市消防局は、「救急車がコンビニなどに立ち寄り、飲料水を購入することがある」と投稿。また、青森県警や岡山県警は、紫外線から目を守ることなどを目的に、警察官がサングラスを着用することへの理解を求めていました。

 過酷な環境で勤務する警察官の、体調管理と職務遂行についての周知は、徐々に広がりを見せつつあります。こうした地道な呼びかけを続けなければならない現状を、市民もきちんと受け止める必要があるでしょう。

(Hint-Pot編集部)