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「真面目にやっているのになぜか笑ってしまう」 イギリス海軍が巨大空母の上でラジオ体操 「親近感爆上がり」と大反響
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日本の朝の風景として、多くの国民に愛され続けているラジオ体操。健康増進や集団での規律ある動きを特徴とする、日本独特の文化です。このたび、東京港に寄港していたイギリス海軍の最新鋭空母「プリンス・オブ・ウェールズ」の甲板上で、イギリス海軍史上初となるラジオ体操を実施。その様子が駐日英国大使館の公式X(ツイッター)アカウント(@UKinJapan)で公開され、反響を呼んでいます。
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空母の甲板で繰り広げられた「史上初」のラジオ体操
8月28日、イギリス海軍の最新鋭空母「プリンス・オブ・ウェールズ」が、東京港に初寄港を果たしました。全長284メートル、満載排水量6万5000トンで、戦闘機やヘリコプター40機以上を搭載可能な巨大戦艦。9月2日に出港するまでの滞在期間中、その広大な甲板に、史上初となる興味深い光景が広がりました。
同アカウントは「#空母の上でラジオ体操やってみた」というハッシュタグとともに、動画を投稿しました。
「プリンス・オブ・ウェールズの甲板で、クルーたちがラジオ体操に挑戦! 史上初の試みで、なんとジェンキンス英国第一海軍卿も参加してくれました。真面目にやってるのに、なぜか笑ってしまう。そんな英国海軍のチャーミングな一面をぜひご覧ください!」
動画には、真夏の強い日差しが照りつける東京湾の空の下、Tシャツとハーフパンツ姿のクルーたちが。広大な甲板の上で、笑顔を見せながらラジオ体操に取り組む様子が映されています。
慣れない動きに戸惑いながらも、真剣に体操に参加するクルーたち。動画内では、ジェンキンス第一海軍卿が体操している姿に「すごく偉い方です」という注釈も添えられており、イギリス海軍のトップが率先して参加していることもうかがえます。体操が終わったあとには、クルー同士がハイタッチを交わす姿も見られました。
1928年に日本で始まり、国民的な体操として長く親しまれてきたラジオ体操。毎朝6時30分からNHKラジオ第1で放送され、公園や学校、職場などで多くの人々が参加する、日本独特の文化です。規律正しい動きと健康増進を目的としたこの体操が、遠くイギリスから来た海軍の乗組員たちにとっては新鮮な体験になったようです。
投稿のリプライ(返信)や引用リポストには「最後のハイタッチがイギリスらしくて好きですw」「これは親近感爆上がり」「これ最高ですね」など、親しみを込めたコメントのほか「UKすげえ。これ見た日本人はほぼ好感を抱くやろし」「こういうイベントに海軍のトップが参加するイギリスすごいわ!」など、驚きの声も寄せられました。
(Hint-Pot編集部)