健康・美

うぶ毛は剃ると濃くなるって嘘? ホント? シェービングの疑問

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:赤須 玲子

タグ: , ,

敏感肌用やコンパクトサイズなど女性用カミソリもさまざま【写真:Hint-Pot編集部】
敏感肌用やコンパクトサイズなど女性用カミソリもさまざま【写真:Hint-Pot編集部】

 美肌のためになにかとスキンケアをしているつもりでも、今いち化粧のノリが悪く、肌の調子が悪い……。急増する紫外線と花粉、敏感肌の人は特に注意が必要なシーズンです。春のスキンケアにお悩み中の人は、シェービングについて今一度、考えてみてはいかがでしょう? 我流で誤ったシェービングは肌トラブルの元となりますが、正しいシェービングは単なるムダ毛処理でなく、美肌につながるそうです。前半の顔シェービングの基本に続き、後半は肌のお手入れやカミソリのシェービングの素朴な疑問についてお届けします。赤須医院院長で皮膚科専門医の赤須玲子先生に聞きました。「自分の肌がなにタイプか把握したうえでお手入れすると良いでしょう」と赤須先生はいいます。

 ◇ ◇ ◇

顔のシェービング 頻度はどのくらい? いつする?

――おおまかに分けると、普通肌のほかに乾燥肌、混合肌、脂性肌の4つがあるのですね?
「これまでのクリニックでの調査から、実は乾燥肌の女性はそれほど多くなく、1割程度ではないか、とみています。乾燥肌には、水分、油分とも十分な量を行うことが必要です。脂性肌の人は、丁寧な洗顔と引き締め効果のある化粧品で皮脂を抑えると良いでしょう。皮脂が多く水分が少ない混合肌は、部分ごとのケアが大切。皮脂の多い部分には水分、逆に乾燥する部分には水分と油分の両方を補いましょう。美肌のためには、自分の肌タイプにあったスキンケアを選ぶことが大切です」

――肌タイプにあったスキンケアをしたうえで、顔のシェービング。頻度はどのくらいするのが良いでしょうか?
「女性のうぶ毛は男性のひげのように毎日剃る必要はありません。毛の伸びるスピードには個人差がありますが、顔全体の処理なら1週間に1度くらいを目安にすると良いでしょう。毛が目立ちやすい口周りや眉毛周りなら、週に2度ほど剃って大丈夫です。定期的にカミソリで剃ると、余分な古い角質も取り除けるので、滑らかなやわらかい肌になります」

――フェイシャルシェービングする際は、洗顔後のほうが良いのでしょうか?
「ぬるま湯でしっかり洗顔すると毛が水分を含みやわらかくなります。洗顔後、肌に合ったクリームや乳液をつけてから剃ると、カミソリの滑りも良くなってやりやすくなります。女性向けのクリア・ジェルタイプのシェービング剤を活用しても良いですよ。時間的には朝でも夜でも構いません。鏡のある洗面所や浴室でもOKです」

――顔にニキビがあったり、ヒリヒリする時があるのですが剃っても大丈夫ですか?
「ニキビや吹き出ものができてる箇所は避けると良いでしょう。広い範囲にわたってある場合は、肌の状態が良くなってから行ってください。アトピー肌の方は、シェービング可能かどうか皮膚科医に相談しましょう。肌がヒリヒリすることがある場合は、肌が乾燥して過敏になっている状態か使っているカミソリが肌に合っていない可能性があります。肌が過敏なときにはシェービングを避ける方が良いです。特に、敏感肌の方はできるだけ肌に負担をかけないように肌の状態が良好な場合でも、肌負担が少ない敏感肌用のカミソリや、シェービングジェルを使用し、シェービングの前後に保湿ケアを十分に行ないましょう」

カミソリでのシェービングを継続した肌(マイクロスコープで撮影)【写真提供:シック・ジャパン】
カミソリでのシェービングを継続した肌(マイクロスコープで撮影)【写真提供:シック・ジャパン】

海やプールで泳ぐ直前避けよう まして男性用ひげ剃りを使うのもNG

――カミソリって、肌にやさしいのでしょうか?
「カミソリのシェービングは肌の表面に出ている毛を処理するので、肌への刺激は比較的穏やかといえます。古い角質も取れて肌の色もきれいになるといわれています。一方、毛抜きは毛根に影響することがあります。負担をかけるので気を付ける必要があります」

――女性の顔のシェービングに使うのに男性のひげ剃りは不向きですか?
「男性用のひげ剃りは、剃る場所や毛の太さ、サイズも異なるので顔のシェービングには不向き。女性用のL 型のカミソリが良いでしょう。敏感肌用のタイプを使うとより肌に優しいでしょう」

――ムダ毛って剃ると濃くなるのでしょうか? 顔のうぶ毛が濃いヒゲになるとか?
「濃くなりません。剃った部分の毛の断面が広いため、太くなったように見えるだけで、毛自体が濃くなったわけではありません」

――海やプールで泳ぐ直前にシェービングしても良いですか?
「シェービング直後の肌は敏感になりがちなので、塩素や塩水の刺激は避けた方が良いでしょう。たとえば朝早く泳ぐときは、前の晩までにシェービングしましょう。日焼けローションやサンスクリーンの中にはアルコール度が高いものがあるので、シェービング直後に肌につけると刺激や痛みを感じる場合もあるので注意しましょう」

 正しい知識を身につけて、安全なシェービングテクで手軽に肌ケアしたいですね。