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スマホの予備電池が危険物に? 旅行前にチェックしたい飛行機の手荷物への誤解
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今年のGWは10日間の超大型連休。飛行機を使った旅行を計画している方も多いと思います。「ゴールデンウィーク時期、空港には多くの人が訪れとても混雑します。そんななか機内持ち込み手荷物でトラブルがあったりすると保安検査に時間がかかり、せっかくの旅行が険悪ムードに……ということがよくありました」と語るのは、昨年度まで国内線航空会社で地上スタッフとして働いていた元職員。飛行機なんてそんなに乗らないし、預け荷物や持ち込み手荷物のこととかよく分からない……という方も多いのでは。そこで、スムーズに搭乗するために、空の旅の手荷物で誤解が多いふたつのポイントを紹介します。
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スマホの予備バッテリーは必ず機内手荷物へ 持ち込み制限もある
元職員によると、特に誤解が多かったというのが、スマートフォンやデジタルカメラなどのモバイルバッテリーだったといいます。「手荷物を預ける際に、『スマートフォン用の予備バッテリーは入っていませんか?』と確認されることがあると思いますが、あまり気にせずに、予備バッテリーを入れたまま荷物を預けてしまうお客さんが多かったですね」と振り返ります。
スマホやタブレットなどの充電のためにモバイルバッテリーを持ち歩く人は多く、いまやすっかり旅行に欠かせないアイテム。モバイルバッテリーのほとんどは、リチウムイオン電池が使われていますが、リチウムイオン電池は、過充電や衝撃に弱く、発熱や発火、さらには爆発などを引き起こす危険性があるそうです。
「つまり、モバイルバッテリーは危険物とされ、預け荷物に入れることはできません。しかし、条件を満たしたものであれば機内へ持ち込むことは可能です。知らずに預け荷物に入れると、係員立ち合いのもとで開被検査を行い、お客様の同意のうえで没収・破棄となることもあります」
ただし、機内への持ち込み手荷物にしたからといって、どんなバッテリーでも持ち込めるかというと、それも大きな誤解。モバイルバッテリーの持ち込みは、各航空会社によって制限があるので、持ち込む予定のある人は、あらかじめ規約に目を通してチェックしておきましょう。