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まさか我が家が空き巣被害に! その時どうする? 大型連休前に知っておきたい万が一の対処法
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:玉置 恭一
帰ったらガラスが割られていた! 空き巣に入られた時の対処の心得
それでも「帰ったら、家のガラスが割られていた!」など、万が一のトラブルに遭遇したら、どうしたら良いのでしょうか? 頭が真っ白になるかもしれません。玉置さんは、「帰宅したら家のガラスが割られている状況にいざ遭遇したら、なかなか冷静に対応するのは難しいと思います。警察への通報以外にも心得ておくべきことがありますので、万が一の備えとして頭に入れておいていただけたら」と4つの対処のポイントを解説していただきました。
〇家の中に入らず、まず警察に通報、110番にかける
「まず何よりも、すぐ警察に通報しましょう。盗まれたものがないか部屋の中を確認したり、割れて飛び散ったガラスを片付けてしまいたくなったりしますが、警察が到着するまでの間は、まだ泥棒が家の中に潜んでいる可能性があるため、警察官が到着してから一緒に入る方が安全です。ご自身の安全を第一に考えましょう」
〇部屋の状況を確認する
「被害状況の確認のため、到着した警察官が現場検証を始めます。先に家の中に入って気付いた場合でも、警察が部屋へ到着するまでは現状を維持しておいて、部屋の中のものは何も動かさないようにしましょう。実際に、通報した場合は警察から同様の指示をされることが多いようです。盗まれたものや壊されたものの確認は、ここではじめて警察官立ち会いのもとで行われます。現金のほかに、売ってお金に換えやすいもの、通帳から現金を引き出すための印鑑や身分証などが盗難されやすい傾向にあるようです。盗まれやすいものは次の通りです」
【空き巣被害のときに盗まれやすいもの】
・現金、通帳
・宝飾品、バッグ、パソコン、携帯電話、家電など換金しやすいもの
・キャッシュカード、クレジットカードなどのカード類
・実印、届出印などの印鑑
・保険証、パスポート、免許証などの身分証明書
〇盗難届・被害届と受理番号をもらう
「盗まれたものが確認できたら、その場で警察官から盗難届をもらっておきましょう。盗難届に、被害にあった日時や場所、状況を記入したうえで、印鑑を押して提出します。現場検証のあとに盗難届を受け取れるので、その場にいる警察官に渡すこともできますし、後日、警察署や最寄りの交番で提出することも可能です。 盗まれたものが特になかった場合でも、ガラスが故意に割られたと判断されたときは、被害届を提出しておきましょう。ガラスを割った犯人が捕まれば、修理費用を請求できる可能性があります。 また、被害届、盗難届いずれも提出の際は、それぞれ受理番号を聞いて控えておきましょう。保険を申請する際に必要となります」
〇現場の写真を撮る。銀行やカード会社、管理会社などに連絡
「空き巣被害には、火災保険が適用できることがあります。申請の際は現場の写真が必要となるため、損害を保険でカバーしたいときは忘れずに現場を撮影しておきましょう。ガラスの破片は危険なので、本当はすぐに片付けや掃除を済ませてしまいたいところです。しかし、片付けのタイミングは、現場を保存した状態でやっておくことがすべて終わって、警察が帰っていった後に行うのが理想です。銀行やカード会社、賃貸住宅の場合は大家さんや管理会社に連絡しましょう」
トラブルに巻き込まれないのが一番ですが、万が一、遭遇した際は動揺してなかなか思いつかないことも多いです。お出かけ前に、しっかりと戸締りは心がけたいですね。
現場歴20年以上の鍵職人、防犯アドバイザー。現在はジャパンベストレスキューシステム株式会社でマネージャーを務める。テレビ出演は多数。業界内で随一の認知度を誇る。「生活救急車のサイト」https://sq.jbr.co.jp/
(Hint-Pot編集部)