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あえて結婚しない“AK男子”を変えられると信じた女性の末路
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4月にスタートしたドラマ『東京独身男子』(テレビ朝日系)から話題となった「AK男子」。A=あえて、K=結婚しない男性を表す造語だが、金銭的にも精神的にも余裕があり、魅力的に映る男性が多いようだ。海外セレブで見ると、「結婚しない男」として度々メディアに取り上げられるレオナルド・ディカプリオが「AK男子」の代表格ともいえるだろうか。「付き合っているうちに考えが変わるかもしれない」と、一縷(いちる)の望みをかけて交際した末に返り討ちに遭ってしまう女性も少なくないという。その実態に迫った。
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理想の男性と交際をスタートするも…
文京区に在住のAさん(32)は、20代後半から周囲の友人が既婚になっていくことに焦りを感じ始め、友人の紹介や合コン、婚活パーティなど積極的に出会いを求めるように。そんななか28歳のときに出会ったのが、AK男子のBさんだった。
BさんはAさんの7歳年上。ベンチャー企業の管理職として働いており、スマートさと優しげな雰囲気を持った人だった。年齢差は少々ネックではあったが、逆に同年代の男性よりも結婚願望が強いだろうと踏んだAさんは猛アタックを開始。そして、すぐに交際を始めることとなった。
「物腰が柔らかく、仕事に真摯。家事は苦手そうでしたが、料理を作るとなんでも『おいしい、おいしい』と食べてくれて、子犬のような一面を持っている人でした。職場の人からも好かれているようで、私の理想の夫像を具現化したような人だったんです」
ふたりの付き合いは順調に思えた。しかし、交際から半年後、衝撃的なことを告げられる。
「『俺、いまは彼女いらないから別れたい』って唐突に言われたんです。はじめは驚きすぎて言葉が出ませんでした。私と付き合っているのに、いまはいらないってどういうこと? と」
急な申し出にAさんは別れたくないと食い下がったが、彼のほうはのらりくらり。1週間ほど電話などで話し合いを重ねたが、彼は“いまは仕事に専念したい”“彼女はいらない”というばかりだったという。いくら本当の理由を教えてほしいとお願いしても、Aさん自身に原因があるわけではないというので、諦めきれない思いを引きずったまま、結局Bさんとは破局することとなった。