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自由の国アメリカで「中絶禁止法」各地で可決 ガガらセレブも憤慨 「#MeToo」運動同じくSNSで抗議活動が止まらない

著者:BANG SHOWBIZ、Hint-Pot編集部

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レディー・ガガ【写真:BANG SHOWBIZ】
レディー・ガガ【写真:BANG SHOWBIZ】

性犯罪の女性被害者が中絶できない法案に「#youknowme(ユーノウミー)」の反対運動

中絶を禁止する州法をめぐり、全米に衝撃が走っている。アメリカでは、2019年だけで16の州が中絶禁止法を制定しており、特に15日に可決されたアラバマ州の中絶禁止法は「ハートビート法案」と呼ばれ、胎児の心音が確認されて以降の中絶を、ほぼ例外なく禁止する内容となっている。これは性犯罪被害者なども含まれ、手術を施した医師は最大で禁錮99年に処される可能性があるという。これに対し、レディー・ガガら海外セレブたちが抗議。ネット上では、2017年に大きなムーブメントとなった、セクシュアルハラスメントや性的暴行被害を告白する「#MeToo」運動と同じく、自らの中絶体験を告白する「#youknowme(ユーノウミー)」運動」が沸き起こり、「女性が安全に中絶する権利を持つべきだ」とする動きが広まっている。

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米「ワシントンポスト」紙は、「全米で最も厳しい法律」と報じ、可決から1週間以上経った現在も、女性セレブを中心に非難の声が上がり続けている。

歌手のレディー・ガガは、インスタグラムにてメッセージを綴った画像を投稿。その内容は、「アラバマ州の中絶禁止法に憤慨している。レイプや近親相姦での妊娠も例外とならないのは卑劣すぎる。強姦犯より手術を行う医者のほうが罪が重いことなんてある? これは悲劇だし、私はこの法律で苦しむことになる、すべての女性と若い女の子のために祈ります」とした。

ネット上では、「#youknowme(ユーノウミー)」運動が沸き起こり、このタグとともに自らの中絶体験を告白する女性が増えている。ツイッターだけでも今月23日現在までで27万件を超すツイートが確認できる。

「必要なときに安全に中絶する権利を確保するために闘う」ー自らの中絶体験を明かすセレブたちも

映画「バイオハザード」シリーズでも知られる、女優のミラ・ジョヴォヴィッチも、インスタグラムで自身の中絶の体験談を明かした。ポール・W・S・アンダーソン監督との間にふたりの子どもを持つミラは、2年前に映画を撮影していた際、妊娠4か月で中絶の手術を受けなくてはならなくなったという。

ミラはセルフィーをインスタグラムに投稿し、こう綴っている。

「政治を話題にしたくはないけれど、本当にしなくてはいけないことがあるなら、その時だけは話題にするつもり。今回はまさにそれよ。もし読み続けたくないのなら、止めておいた方がいい」

「経験豊富な医師により安全に中絶することができるという私たち女性の権利が、また脅かされている。先週木曜日に、ジョージア州のブライアン・ケンプ知事が、レイプや近親相姦の場合も含め、ほとんどの女性が妊娠に気づかない6週目以降の全ての中絶を違法とするひどい書類に署名した」と記した。

そして「私自身、2年ほど前に(中絶の)緊急手術を受けた。妊娠4か月半だったけれど、東欧で撮影中だった」と自身の中絶体験を明かした。

手術後に負のスパイラルに陥り、その後数か月の間、仕事や人との触れ合いから距離を置いていたというミラは、自身の体験談について話したくなかったものの、中絶を禁止する法案が可決されたことを受け、行動を起こさなければと思ったようだ。

「中絶は最もひどい悪夢。これを経験したいと思う女性はいない。でも、必要なときに安全に中絶する権利を確保するために闘わなくてはいけない。(中絶の権利が)危機に晒されているんだから、黙っていることなんてできない」と続けている。

同州の中絶法に対し、実際に中絶を経験した有名人としてエイプリル・ラブ・ギアリー、アシュレイ・ジャッド、ビジー・フィリップス、ジャミーラ・ジャミルらが反対運動を展開している。

中絶を行った女性に「第一級殺人罪」? 男性セレブも徐々に反対運動に加勢 

また、ミュージシャンのトラヴィス・スコットが、米アラバマ州でのグッズ売り上げを、人工妊娠中絶手術などを提供する医療団体「プランド・ペアレントフッド」に寄付することを発表。今月17日~19日に開催されたハングアウト・ミュージック・フェスティバルにトラヴィスは出演、その売り上げを避妊や中絶を推奨する同団体のサポートに回すという。

モデルで女優のカイリー・ジェンナーとのあいだにできた、娘ストーミちゃんの父親でもあるトラヴィスは、同フェスティバルのステージで観客にこう語りかけた。

「俺の今日のグッズの収益をプランド・ペアレントフッドに寄付したい。アラバマに住む人たちを思ってだ。お前たちを愛している。愛が最強だとわかって欲しい。男女関係なく誰であろうとこの歌をお前たちに捧げる」

そんなトラヴィスのパートナーのカイリーも最近、同中絶法賛成に投票した共和党の男性議員25人に対しインスタグラムを通して「気分が悪くなる」と綴ったり、何人かの代表によるレイプについての発言を取り上げ、「恐怖を感じる」と明かしている。

オハイオ州、ジョージア州、ケンタッキー州、ミシシッピ州といった複数の州で成立が相次いでいるが、いずれもまだ施行はされてはいない。今後も裁判で争われることが予想される。続いてテキサス州などでも導入検討の動きが報じられている。

米「USAトゥデイ」によると、テキサス州では人工妊娠中絶を行った女性に「第一級殺人罪」を課すことなどが議論されており、もし成立すれば中絶を行った女性が死刑となる可能性も出てくるという。

(BANG SHOWBIZ、Hint-Pot編集部)