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「!?」の読み方って? 「?!」とは違うの? 意外に知らない記号たち
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教えてくれた人:古川 恵
ネットニュースでもよく目にする「…」や「!?」など。SNSやメールなどを書くときにも何気なく使っていますが、記号の呼び名を気にしたことがありません。括弧類も「かぎ括弧」だけじゃなく、「ギュメ」やら「ブレース」やら呼ばれるものが10種以上もあるそうです。そこで意外に知られていない文字記号の名称や使い方を、印刷業務をはじめ幅広いサービスを展開するセザックスで校正を担当している古川恵さんに聞きました。
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ビックリマーク! ハテナマーク? ふたつ合わせたら…ビックリハテナ!?
「!」はビックリマーク、「?」はハテナマーク、ふたつあわせた「!?」を「ビックリハテナ」マークと呼んでも十分通じそう! ですが「感嘆符(!)」と「疑問符(?)」を合わせた「感嘆(符)疑問符(!?)」、またの名を印刷では「ダブルだれ」と言うそうです。
古川さんは「記号の形から“!”を雨だれ、“?”を耳だれと呼びます。ふたつ合わせた“!?”は、ダブルだれと呼びます」。2つの「だれ」、「ダブルだれ」なんですね。「もともとは“!”も“?”も欧文の記号で、エクスクラメーションマーク、クエスチョンマークとも呼ばれます。“!”は驚き、感動、強調などを表現するために文章や語句の末尾につけます。2つ続けて使用することも多いですよね。“?”は、疑問文や質問のほか、不確実さを感じる場合の文章の末尾につけます」と解説。
「!?」どんな時に使う? 「?!」との違いとは
「!?」の使いどころとしては、記号の通り、感嘆から疑問の流れで、「信じられない! まさか本当?」のような、意外性のある驚きと疑問の気持ちがこめられているようなとき。ちなみに「?!」もあるそうで、こちらは「疑問(符)感嘆符」といい、「!?」と同様に呼び名は「ダブルだれ」。「両者の使い方に明確な決まりや違いはないようですが“!?”のほうが一般的に使われていると思います」と古川さんは説明します。
山形、ブラケットなど括弧類もいろいろ 使用例の違いも
さらにタイトルでよく見る「…」ですが、こちらは「三点リーダー」と呼ぶそうです。文中の省略箇所や言い切らない表現の文末に用いられ、「……」と2つ続けて使用することも多いといいます。
古川さんによると、括弧の種類は10種以上あるといいます。「括弧類もさまざまな種類があって、使い方も変わってきます。たとえば“< >”は山形と呼んで、強調したい語句や引用文を囲むために用います。“[ ]”はブラケットまたは角括弧と言われ補足説明や注釈、訂正の語句を囲むために用いられます。数式にも使用されますね」
知れば知るほど奥深い!? 文字記号の名称や使い方
いかがでしたか。意外と知らない文字記号の呼び名や使い方をまとめてご紹介いたしました。普段、何気なく使っている文字記号。よく目にするのに、読み方が分からない記号って実はたくさんあります。今一度、読み方や使い方を確認してみると、奥深さを感じますね。この機会に一つでも多く覚えてみてはいかがでしょうか。
(Hint-Pot編集部)