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歯の治療で感じるナゾ キーンという音 赤い液体 ピンクの歯型…口の中で一体なにが?

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:金子 隆二

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一般的な歯科医院の治療台【写真:Hint-Pot編集部】
一般的な歯科医院の治療台【写真:Hint-Pot編集部】

歯の治療で常々思っていた疑問を歯科医師にぶつけた

 6月は「歯の衛生週間」(6月4~10日)があるなど、歯の健康について考え、定期健診に行った人、これから行く人も多いのではないでしょうか。歯医者さんに行くと、まずは検査をし、問題が見つかれば治療方針を相談して治療をするのが主な流れ。虫歯や歯周病などは早い段階での治療が良いと言われます。しかし、実際に治療が始まると、口の中でどんなことが行われているのか具体的に様子がわからず、かえって不安になったり、歯医者さんに苦手意識を持つことも。そこで、高円寺北口歯科 小児矯正歯科クリニックの金子隆二先生に、普段は聞けない「歯医者の謎」を聞きました。

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左から二番目がエアータービン、右から二番目がエンジン【写真:Hint-Pot編集部】
左から二番目がエアータービン、右から二番目がエンジン【写真:Hint-Pot編集部】

「キーン」とか「キュイキュイキュイ」とか なぜ音がする?

Q.歯を削ったり、歯石をとったりするときの音が違うのはなぜですか? 

A.用途により、電気エンジン(モーター)、エアータービン、超音波を使い分けています。

 エアータービンのヘッド内部に回転する羽根があり、圧縮空気を送って30~50万回転/分で超高速回転させています。歯は人間の身体のなかで一番硬い部分なので、先端には鉱物のなかで最も硬いダイアモンドを使った工具が装着され、歯質の中でも一番硬いエナメル質を削るときに使います。

 電気エンジンは、内蔵されたモーター自体で回転させているため、100~4万回転/分ほどです。こちらは主に象牙質を削るときに使います。象牙質はエナメル質よりやわらかく、歯の神経に近いので、低速回転でも十分なパワーのあるエンジンを使います。

 歯石をとるときには、超音波スケーラーを使います。この器具は2万5000ヘルツから4万ヘルツの超音波を発生し、その超音波で器具の先端(チップ)を振動させ、その振動で歯石などの汚れをはがしていきます。高速で振動するのでその音が「キー」と高い音として聞こえます。

 ちなみに「キーン」というが苦手な方には、「カリソルブ」という虫歯だけを溶かす薬があります。健康な歯を削らずに治療ができますが、実際には全く削らないわけではないのと、時間がかかる、費用が高いなど、主流の治療方法ではありません。音が苦手な方は音楽を聴くことをおすすめします。骨を通じて音が聞こえるため、完全にシャットアウトはできませんが、好きな音楽を聴くことで少しでもリラックスしてもらえると思います。