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突然の停電「冷蔵庫が使えず食材がダメになっちゃう」 こんなときどうする?
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令和初の「夏」は、沖縄や奄美を除き、いまだ梅雨明けの見通しが立たない状態で、全国的に不安定な天候が続きます。今や「異常気象」は「通常」といっても良いほど、いつ、どこで自然災害が起きても不思議ではないのかもしれません。常日頃から、ハザードマップや避難所の確認など、被災した際の準備や訓練、なかでもライフラインが途絶えた際の備蓄をしている人も多いでしょう。これからの季節、大雨や落雷などの影響で起こりうる「自宅の停電」について考えました。
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自宅の停電で困ることは? 1位はダントツで「冷蔵庫」
大雨や落雷などの影響で停電した場合は、どんなことに困るでしょうか。株式会社ソーラーパートナーズが、太陽光発電ユーザー530人に対して「自宅が停電したら困ると思うこと」について調査したところ、圧倒的に回答数が多かったのが、「冷蔵庫が使えず、食品がダメになる」でした。
この回答を選んだ人は74.9%にのぼり、ほとんどの人が困ると思っている実態が明らかに。続いて2位は「照明が使えず、部屋が暗くなる」36.3%、3位は「IHやレンジなど調理器具が使えず、料理できない」33.9%となりました。
確かに停電で冷蔵庫が使えなくなったら困りますね。そんななか警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)のツイッターで、気になる耳より情報が投稿されていました。
停電時にやっておきたい冷蔵庫の“応急処置”
警視庁警備部災害対策課のアカウントによると、「停電で冷蔵庫が止まってしまった! そんな時にちょっとした工夫を!」ということで、次のことが紹介されています。
1、冷凍庫にあるものを冷蔵庫の上の段に移動する
2、冷蔵庫の下の段に冷やしたい食品を移す
たったこれだけのことで、食材がすぐに傷んでしまうのを防げるのだそうです。これは、冷気は下に溜まる性質を利用しており、凍っていたものの冷気で下の段の食品をしばらく保冷することができるようです。
この処置をする際は、水滴で冷蔵庫のなかが水浸しにならないよう、新聞紙など水分を吸い取ってくれるものを敷くのをお忘れなく。
また、この方法は“応急処置”のため、長時間効果があるものではありません。なるべく冷えた状態を長持ちさせるためには、すみやかに「配置換え」を行い、あまり冷蔵庫のドアを開け閉めしないようにしましょう。
(Hint-Pot編集部)