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汚れもはじく防水スプレー  達人はどう使う? 驚きのコツ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:兵頭 眞貴

クリーニングからおろしたてのダウンジャケットにも【写真:Hint-Pot編集部】
クリーニングからおろしたてのダウンジャケットにも【写真:Hint-Pot編集部】

洗濯後や新品など汚れのない状態でスプレーするのがポイント

――スプレーする時のポイントはありますか?
「できれば靴やウェアを使い始める前にスプレーすることがおすすめです。使用中の靴やウェアにもスプレーできますが、濡れたものや汚れがついたものにはスプレーしないでください。例えば、衣替えのシーズン、お洗濯の後、靴を買ったばかりのときなどに使用するのが良いでしょう。靴にスプレーする場合は、靴が乾いていることを確かめ、汚れがある場合はブラシや布で落としてからスプレーを使うことをお勧めします。衣類についても、汚れを落とし乾いたものに使用します。金具やボタンなど繊維以外についたスプレー液は拭き取ってください」

――タイミングとしては、濡れたくない時にというよりは、あらかじめスプレーしておくほうが良いのですか?
「そうですね。防水スプレーは、スプレーした繊維や皮革に水をはじく効果を与えます。たとえば大切な靴や衣服、パンツ、バッグなどにあらかじめスプレーしておけば、急な雨や雪、水しぶきがかかっても、浸み込まずにはじき、濡れた不快感を防ぐことができます。また、フッ素系樹脂を使用した防水スプレーは、水系だけではなく油性液体もはじきますので、汚れがついてもお手入れ時に汚れが取れやすくなります。“急な雨で濡れたくない”という場合には、スプレー後、1分で効果を発揮する速効性タイプがお勧めです」

――これからの季節はコートなどにあらかじめスプレーしておくと汚れも水もはじいて良さそうですね。
「はい。アウターやパンツなど一番外に着用する服にスプレーしておくと良いですよ。冬場に活躍するダウンジャケットとかコートにもお使いいただければ、雨や雪をはじき、濡れた不快感を防ぐだけでなく、きれいなまま長く使用することができます」

――スプレーする頻度はありますか?
「頻度については、防水効果のもち具合が、靴やウェアのご着用頻度や部位によって異なるため、目安を言うことは難しいです。防水剤は、繊維1本1本をコーティングしているため、繊維が擦れることによって脱落し、防水性能が低下します。たとえば、衣服の場合は腕で擦れる脇から腹部にかけての部分、パンツやカバンで擦れる部分など、靴の場合は屈曲する甲部分などは他の部位に比べて取れやすくなります。そのため、これらの部分で性能の低下を感じた場合や洗濯、クリーニング後に再度スプレーすることをお勧めいたします」