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ビールのおつまみといえば? ヘルシーに飲むコツを聞いた
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教えてくれた人:森川 有子
暑い日が続き、ビールがおいしい季節です。家でごくごくと飲んで至福の時間を満喫! でもせっかくなので、おいしくヘルシーに飲みたい! 管理栄養士でダイエットコーチの森川有子さんにビールを飲む際の「おつまみ選び」のヒントを聞きました。
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管理栄養士が解説 ビールの栄養は? おつまみの選び方は?
――そもそもビールの栄養は? 熱中症予防の水分補給代わりになんていう人もいますが……。
「もともとビールなどのアルコ-ルは糖発酵して作られたものなので、糖分やカロリーなどの栄養はありますが、ビタミン類などはほとんどないです。何も気にせずにグビグビ飲んでいたら、糖分やカロリーはオーバーしてしまいます。また、熱中症を予防するために補給する適正な水分とはいえません。アルコールには利尿作用があるので、逆に脱水を招きやすくなるので注意が必要です」
――ヘルシーに飲むコツはあるのでしょうか?
「一日のビールの適正摂取量は、500mlと言われています。適正量で楽しみましょう。ビールにかかわらず、アルコールにはビタミン類はほとんど含まれていません。それどころか、アルコールを飲む人と、飲まない人と比べて腸内のビタミンCの吸収に違いがあるとも言われています。また大量にアルコールを飲むと、ビタミンCの吸収阻害が腸内で起こり、血中のビタミンC濃度が低くなるともいわれています。さらに肝臓のアルコール分解が追い付かず、ビタミンB群が大量に消費されて不足しがちになります。やはり適正量を知ってたしなむのがスマートですし、ヘルシーです」
――ビールのお供の「おつまみ」選びのコツはありますか?
「不足しがちなビタミンB群、ビタミンCが豊富、そして低脂肪、高たんぱく質のおつまみが適正ではないでしょうか。たとえば今はコンビニでも比較的手に入りやすいですよね」
〇コンビニで手に入るおつまみ「プチ解説」
・枝豆
ビタミンB1、B2が豊富。マグネシウム。塩を振れば塩化ナトリウムやリンも
・サラダチキン
低脂肪で高たんぱく質
・ゆで卵
ビタミンB2、たんぱく質が豊富
・サラダ
具材により異なりますが、全般的に食物繊維。例えば海藻サラダを選べばミネラル類豊富
・焼き鳥
部位よって異なりますが、例えば鶏レバーがあれば「鉄分の宝庫」
・チーズ
カルシウム、たんぱく質が豊富