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空前のタピオカブーム 「日本人は甘いのが好き?」 本場・台湾で聞いた3つのこだわり
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店舗によって好みにカスタマイズ 氷の量もポイントに
〇その2 氷と甘さのカスタマイズ
周さんがタピオカドリンクを注文する際は、主に「氷少なめの微糖」を注文するケースが多いそうです。
「タピオカがそんなに甘くないお店では微糖でカスタマイズして、タピオカが甘かったら無糖にする場合もあります。先日、台北ナビで読者の皆さんと飲み比べをする『タピオカミルク選手権』を開催しましたが、日本人は、甘いタピオカのほうが好みの人が多い印象を受けました」
台湾では近年の健康志向で冷たいものをとらないように、氷の量を少なめにしている人が多いそうですが、氷の量をドリンクスタンドによって決める人も。理由は、氷を入れるとドリンクの量が少なくなるとか、氷がとけると味が薄くなるとか、いろいろな「思い」があるようです。
周さんは、なんとカップの種類を見極め、それよって氷の量を調整するというから驚きです。
「私はドリンクスタンドのカップによって、氷の量を調整しています。カップが発泡スチロールの場合は氷がとけるのが遅いので氷は少なめ、カップがプラスチックの場合は、氷がすぐにとけてしまい味が薄くなってしまうので氷はなしにしてます」
〇その3 タピオカを残さない工夫
気になるのは「タピオカが残っちゃった」問題。ドリンクを飲み干した後に、カップの底に残っていることはよくありますよね。みなさんは、どうしていますか?
飲み終わった後に、カップの底にタピオカが残らないようにするため、台湾の人達がやっている一般的な工夫として、周さんがおすすめするのは次の通りです。
「まず飲むときにストローをカップの端のほうにさします。ストローの位置は、カップの底からタピオカ1つ分、離したところでストップ。あとはストローをひたすら移動させながら、ドリンクを飲みつつタピオカを吸います。ときどき、タピオカを混ぜるようにストローを動かして、それから飲むと良いですよ。たいがいは、これでタピオカを残さずに飲めます」
以上、台湾の人のタピオカを楽しむこだわりを紹介しました。日本ではどうでしょうか。お店ごとに自分好みのカスタマイズを作り、タピオカを残さずに飲むことができたら、本場っぽくさらにタピオカドリンクを美味しく味わえるかもしれません。
(篠崎 有理枝)