からだ・美容
4の字固めでセルフチェック 放置すると怖い変形股関節症
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教えてくれた人:新盛 淳司
「足4の字固め」で変形性股関節症のリスクをセルフチェックしてみましょう
歩くこともままならないほどの状態になる前に、変形性股関節症の予備軍なのか、悪化させる前に判別できる4の字固めテストを紹介します。
「まずは仰向けで寝てもらいます。そして片方の足を伸ばしたままで、もう一方の足を曲げて、伸ばしたほうの足の膝の上にその足首を乗せてください。ちょうど数字の4の字のような形になりますね。もし、開く際に痛みが出たり、左右差があれば、変形性関節症のリスクあり、かもしれません」
新盛院長はそう話します。寝転がるスペースさえあれば、自宅の居間でも簡単にできてしまう4の字固めテスト。その結果、股関節に違和感を感じた場合、どうしたら良いでしょうか?
「自己判断せず、まずは整形外科を受診することをお勧めします。股関節の骨の形がどのようになっているかを確認する必要があると思います。その上で痛みや開きにくい原因を特定しリハビリをする必要があります。ストレッチなどをして自分で改善しようとしても改善しなかったと言う方も多いです。早めの受診をお勧めします」と解説します。
「当院では、足4の字固めテストの左右差を改善することが重要だと考えています。例えば小臀(しょうでん)筋という筋肉はお尻の横から股関節の前方についている筋肉ですが、ここと骨の周りの組織とが癒着した場合、関節の動きが悪化するというケースもあります。動きが改善したら自分で行うストレッチや運動を指導させていただきます。いつまでも自分の足で歩いて人生を楽しんで頂きたいと思っています」と新盛院長。
若い女性にも予備軍がいるようです。何歳になっても、自分の足で元気にしっかりと歩きたいですよね。違和感を放置せず、セルフチェックで気になる場合は早めに対策しましょう。
(Hint-Pot編集部)