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赤ちゃんの抱っこの仕方、間違っていませんか? 手首を痛めないコツとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:新盛 淳司

赤ちゃんを抱っこする際は腕全体や手の甲なども使うと良い【写真:Hint-pot編集部】
赤ちゃんを抱っこする際は腕全体や手の甲なども使うと良い【写真:Hint-pot編集部】

親指に対する負荷を分散し手首の負担を軽減するのが抱っこのコツ

 ママの日常に大きなストレスを強いる腱鞘炎ですが、手首の負担を軽減して、回避できる方法例を新盛院長が説明してくれました。

「忙しい育児の中でなかなか難しいとは思いますが、抱っこする時には、赤ちゃんの頭とお尻を支える部分を頻繁に変えてみるのが手首の負担を軽減できる一つだと思います」

 つまり、長い時間、同じ姿勢でいたり、同じ手の部位を使い続けたりせず、こまめに変えるということがコツと言います。

「たとえば赤ちゃんを抱っこする時に、頭の方向を、最初は右手側、そして次に左手側と変えてみましょう。それだけで抱っこにかかる負荷は累積で半分になります。お尻の部分を腕の方に寄せたり、手の甲で支えてあげてもいいかもしれません。抱っこで使う筋肉が変われば、腱や筋肉の疲労蓄積を回避することができます。親指を常に広げた状態ではなく、閉じてみてもいいかもしれません。常に親指の付け根が緊張している状態を少しでも軽減できれば、腱鞘炎の予防効果は期待できると思います」

 赤ちゃんを抱っこする際、手首や手のひらだけじゃなく、腕全体や手の甲などを使うことを意識してみましょう。手や腕の角度、頭の置き方、お尻の位置などを少し変えることで、親指に対する負荷を分散し、手首への負担を軽減する効果が期待できるそうです。