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今すぐ見直したい! 調理器具&調味料の「いる・いらない」5つの約束
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教えてくれた人:柳澤 英子
新生活スタート!春は進学や就職、転勤などで引っ越しをされたり、気分を一新してお部屋の断捨離や家計の見直しをされる方が多いのではないでしょうか。そこで「やせるおかず」シリーズでおなじみ、「料理のその手間いりません 台所の呪いを解く方法(小学館)」の著者・柳澤英子さんに、新生活に必要な台所術をお聞きしました。本当にキッチンに必要な調理器具は何?調味料はどのくらい揃えればいいの?簡単ですぐ実践できるテクニックは要チェックです!
新生活はアレコレ揃えてしまいがち!本当に必要なものとは?
引っ越しを控えると、あれこれとたくさんの調理器具を揃えたり、珍しい調味料やスパイスを買い込んで、「これを機にいっぱいお料理をしよう!」と楽しい妄想は膨らみがちですが、ちょっとストップ!柳澤さんは、ご自身が積極的に使ってみるタイプで、これまでも新しいものに出合うたびに、いろいろと試してきたそう。けれども、あとから必要ではなかったと気が付くものも多く、「食材と一緒で使わなかったら無駄にしているのと同じ」という考えに至ったのだとか。
新生活を始める人に限らず、料理器具も調味料も無駄に多く買ってしまい、しまい込んだままにしていたり、調理台が占領されたりしている人も多いはず。そこで、「お金とスペースの無駄」づかいを見直し、調理器具や調味料の取捨選択をしてみましょう。
〇柳澤英子さん流いるもの・いらないもの5か条
1.鍋は大きな深型タイプと小さいフライパンのふたつで十分!
料理別に鍋を使い分けるほど買い揃えていた柳澤さんがいきついたのは、こちらの2タイプ。タジンなど、専用鍋が必要だと思いがちな料理も、意外とフライパンだけでおいしく作れることも多いとのこと。
2.洗いカゴの代わりに水切りマットやふきんを
汚れやすい洗いカゴはかえって不衛生になることも。また洗いカゴを洗う手間ももったいない。ということで、吸水性のいい水切りマットを使用しているという柳澤さん。もちろんふきんやタオルでも代用できます。
3.オーブンミトンより厚手の布が便利!
必須アイテムだと思って買ってしまいがちな、ミトン型の鍋つかみ。でも、着脱は面倒だし、それほど出番もないもの。そこで鍋を掴むときにも使え、鍋敷き、台拭きとして3役で使える厚手のふきんやタオルが良いでしょう。
4.保存容器は用途に合わせて同じ形で揃える!
作り置きに欠かせない保存容器はある程度数を揃えておきたいもの。プラスチック製・ガラス製・ホーロー製のものがあり、それぞれの長所、短所があります。用途に合わせて、収納しやすくするため、同じ形で重ねられるものを選ぶと便利です。
5.調味料は基本の「さしすせそ」+a程度に
砂糖、塩(こしょうもセットで)、酢、しょうゆ、みその5種類があればだいたいの料理が作れます。柳澤さんはそこに、マヨネーズとポン酢をプラスするのがおすすめとのこと。あとは自分の好みに応じて豆板醤など、よく使う調味料を常備しましょう。
忙しい現代人、最初は気合を入れていても、すべての道具や調味料を使いまわすのは難しいもの。いつの間にか台所に立つのが億劫になってしまったら元も子もありません。柳澤さん流の「手を抜くのではなく、手間を抜く」術を知れば、台所に立つのはもっと楽しくなり、無駄も省けます。そうなれば自然と新生活ももっともっと輝くはず!
最後に柳澤さん流の無駄を省いた台所で実践できるレシピをご紹介!お手軽なのに、しっかりおいしい料理が作れるので、ぜひ試してみてください。