動物・レジャー

飼い主の責任を考える―ペットの防災・緊急対応編

著者:Hint-Pot編集部

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大切なペットの命を守れるのはあなただけ【写真:Hint-Pot編集部】
大切なペットの命を守れるのはあなただけ【写真:Hint-Pot編集部】

備えておきたいペットを同行する避難生活 災害時はペットと同行避難を

 マグニチュード9.0、最大震度7、日本観測史上最大規模といわれた東日本大震災から、今年で8年を迎えた。多くの人々が犠牲となった未曽有の大災害だが、人間とともに暮らすペットたちも例外ではなかった。動物たちもまた多くの命が奪われたのだ。一般社団法人 ペットフードによると、現在、日本で飼育される犬猫の総数は1800万頭を超え、15歳未満の子供の数よりも多いといわれている。ひとつでも多くの命を救うため、実際に大災害に直面した際の対処法について考えていきたい。

【出典:アイペット損害保険株式会社『ペットのための防災対策に関する調査 ~「ペットの同行避難」が推奨されていることを知っている飼育者はわずか20.8%~』】
【出典:アイペット損害保険株式会社『ペットのための防災対策に関する調査 ~「ペットの同行避難」が推奨されていることを知っている飼育者はわずか20.8%~』】

 アイペット損害保険株式会社の調査によると、避難生活で飼い主が心配していることの上位3回答は、「他人や他のペットとのトラブル」、「慣れない場所でのトイレ」、「ペットの食料の備蓄量」。これらは、環境省が推奨する対応策をもとに、事前に他人にどこを触られても大丈夫なように慣れさせておく、無駄吠えをしないように躾ける、日ごろから無理なくいろいろな環境を体験させておく、十分な食料を備えておくなど、事前に準備をしておけば防げることが多い。

避難所生活ではペットの様子をしっかりとチェック

 しかし、同じく半数ほどの人々が心配をしている体調不良については、実際に起こってみないとわからないことが多い。まずは環境省が推奨する「ペットに対する日常の健康チェックポイント」を参考に、不調のサインを見逃さないようにすることが重要だ。

【日常の健康チェックのポイント】
□食欲(食べない、ムラがある)や飲水量(多い、少ない)
□嘔吐(おうと)の有無、回数、吐いたものの形状
□便(下痢や便秘、血便)や尿(多い、色が濃い、血尿)の状態、回数
□呼吸の様子、咳、くしゃみ、鼻水
□眼やに、眼の状態(赤い、腫れている、涙が多い)
□体温(普段から腹部や耳など毛のない部分を触って体温を覚えておきましょう。正確性格には体温計で直腸温を測ります)
□脈拍(後脚の付け根に指をあてて測ります)
□歩き方(ふらつき、斜傾)
□脱水症状(背中など皮膚をつまんで放しても戻らない)
引用:環境省「ペットも守ろう!防災対策 備えよう!いつもいっしょにいたいから」