日本へ来る外国人観光客が感激することのひとつに、日本人のマナーの良さがあります。とくに、公共交通機関を利用したときは、母国との違いに驚くことも。メキシコからやってきた8人組は、日本の電車にすっかり魅了されたようです。そして同時に、日本の食にもとても感動したといいます。それぞれ、どんなところが印象的だったのでしょうか。

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日本に来て感じた「人の優しさ」

　メキシコからやってきた8人組。全員が同じ職場の友人同士で、今回が初めての訪日です。5日間滞在し、浅草や東京ディズニーランド、東京スカイツリー、渋谷などをめぐる予定だそう。

　一番楽しみなのは日本の食事。おいしかった食べ物について聞くと、全員一致で「ラーメン！」との回答が。メキシコでもラーメンは食べられるものの、「人生最初のラーメンは日本で食べると決めていたから、今まで食べずにいた」という人もいました。

　さまざまな場所へ足を運び、おいしいものにたくさん出合ったという8人。そこでは日本人の優しさにも触れ、とても感激したといいます。

「日本に来て何が良かったって、人がとっても優しいんだ。ホテルでもディズニーランドでも、サービスが本当に素晴らしかった。相手に対しての敬意がある。街中がきれいなのも、玄関で靴を脱ぐのも、日本人の伝統だし、リスペクトの精神からきていると思う」

　日本のホスピタリティは世界一といわれ、多くの外国人観光客が感銘を受けています。とくに、東京ディズニーリゾートのサービスの良さは世界的にも高く評価され、国境を越えて愛される、日本が世界に誇る観光スポットのひとつです。

　また、高級ホテルや飲食店でなくても、質が高いサービスが提供されます。日本人にとっては当たり前のことでも、感動する外国人観光客は少なくありません。

種類が豊富で安全な日本の電車に感激

　さらに、千葉県船橋市の宿を拠点に東京の各地を訪れた8人は、日本の電車でも「日本の良いところ」を発見したといいます。

「交通網にとにかく驚いた！　日本の電車はなんであんなに種類があるの？　メキシコだったらどこへ行くにも同じ電車だけど、日本は違う。いろいろな電車があるから、同じところへ行くにしても、電車だけでたくさんの選択肢がある。だから、毎日さまざまな線に乗っているんだ！　いろんなところにスムーズに行けるからとても便利だったよ」

　使う路線によって、乗車時間や運賃に差が生じますが、目に映る景色や乗り心地の違いを楽しめるのは電車の醍醐味。また、彼らは利便性だけでなく、日本人のマナーの良さにも驚いたようです。

「どの電車も駅も、ペットボトルひとつ落ちていないなんてすごいよ。あと、夜が遅くなっても、電車の中もとても落ち着いている。暗くても、駅から歩いて家に帰れるくらい安全なのは日本ならではだよね」

　日本人にとって当たり前の光景から、日本の美徳を感じ取ったメキシコ人たち。心残りがないように、存分に日本を楽しんでほしいですね。

（Hint-Pot編集部）