世界から高い評価を受けている日本の電車。安全性や正確性はもちろん、乗客のマナーや衛生面でも高いクオリティを誇っています。アメリカから訪日中の男性2人は、日本の電車に興味津々。中も外もきれいに保たれる理由を知って驚いていました。アメリカとの違いはどんなところなのでしょうか。

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日本の電車システムをアメリカで参考に

　アメリカのミネソタ州でエンジニアとして働く、ダンカンさんとジョンさんは、学生時代からの友人同士。なんとダンカンさんが日本へ来るのは3回目になります。一方、ジョンさんは初めての訪日です。7日間の滞在を予定しています。

　日本通のダンカンさんが、今回の日本へ来た目的は「電車」。高い安全性や、正確で緻密なダイヤなど、世界で類を見ない高度な技術は、実際に乗車した訪日外国人観光客を驚かせているといいます。

「とくに東京の電車はこんなにも本数が多いのに、とても正確。アメリカの電車は遅れたり、来なかったりするのが普通だから、最初に日本へ来たときにすごく感心したんだ。日本の電車システムは、アメリカでも参考にできることがあるんじゃないかと勉強しに来たんだよ」

　そう感動を教えてくれたダンカンさん。日本の鉄道が称賛されるポイントは、システムだけではありません。「日本の地下鉄はホームレスもいなければ、電車がすごくきれいだよね」とジョンさん。アメリカの、とくにニューヨークの地下鉄は、治安が急激に悪化しており、セキュリティチェックが厳重になっているといいます。

「ニューヨークの地下鉄は24時間動いているから、ホームレスや貧しい人が集まってしまうんだ。改札を飛び越える人もいれば、前に歩いている人にピタッとくっついて改札をくぐる人もいる。地下鉄は冬は外より温かいし、夏は涼しいからね。そういう人たちは、ずっと電車の中や駅にいるんだ」

　中も外もとても清潔感な日本の電車。ジョンさんは、その秘訣をインスタグラムで発見したそうです。

「車両外部を洗浄する動画を見たんだけど、手作業で細かいところまで洗っていて感動したよ。どうりで、電車がきれいなわけだ」

　日本の電車を体験し、驚きが止まらないダンカンさんとジョンさん。日本の電車網は全国に張りめぐらされています。東京だけでなく、いろいろな鉄道を体験してほしいですね。

（Hint-Pot編集部）