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アメリカ人「置いておくだけでいいんですね」 日本のゴミの捨て方は画期的? 驚いた理由とは
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国や文化が違えば、マナーやルールも異なるのは当たり前。日本を初めて訪れたアメリカ人2人は、日本で見かけたゴミ収集日の様子にとても驚いたといいます。ふたりがびっくりしたのは、どんな光景だったのでしょうか。
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日本人と積極的にコミュニケーションを図るふたり
3週間の日本滞在を予定している、アメリカのカリフォルニア州からやってきたケビンさんとダンさん。ふたりは子どもの頃からの幼なじみです。
訪日するのはふたりとも今回が初めて。そこで、日本人と積極的にふれあおうと、飛び込みで理容室に行って散髪したり、個人経営の江戸前寿司店に何度も通ったりしたそうです。
アメリカではできない体験について、目を輝かせて語るふたり。日本での生活を満喫しているようです。
母国とは異なるゴミ収集のルールに驚き
そんなふたりには、日本で驚いたことがありました。それはゴミの捨て方です。
「日本のゴミの捨て方には驚きました。ゴミ収集の日になったら、みんなゴミ袋を道路脇に置いておくだけでいいんですね」
ゴミの収集方法は地方自治体などで異なりますが、日本のゴミ収集は大きく2種類に分けられます。ふたりはそのうちのひとつ、各家庭の玄関先や集合住宅の前などに出されたゴミを、清掃職員が一軒ずつ収集していく戸別収集を採用した地域を見かけたのでしょう。
メリットとしては、集積場の管理負担が軽減されることや不法投棄の防止。また、排出者が明確になることでゴミ出しマナーの意識向上や排出抑止の意識が働き、ゴミの減少が期待できます。もちろんステーション収集に比べて効率が下がるため、経費が増加するなどのデメリットもありますが、戸別収集を採用する自治体は少なくないようです。
ちなみに、ダンさんたちが住んでいるのはカリフォルニア州でも自然あふれるエリアのため、特別なルールがあるそう。
「ゴミを捨てておくとクマが荒らしに来るので、ガレージに溜めておいて、必ずゴミ収集の時間ギリギリに捨てるようにしています。それでも、クマにガレージを荒らされたことが何度かあるんですよ(笑)」
日本のゴミ収集方法にまで着目したケビンさんとダンさん。短い滞在期間ではありますが、とても濃い時間を過ごし、日本の文化をさまざま体験してくれたようです。
(Hint-Pot編集部)