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赤ちゃんの股関節に気を付けて おむつ替え、抱っこ、寝ている時

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:新盛 淳司

早期発見が大切 異変を感じたら早めに専門機関へ

 そして、赤ちゃんによっては、寝る際のクセにも注意が必要だと新盛院長は指摘します。

「寝るときに、どちらかの方向に向きグセがある場合は注意が必要と言われています。床に接していないほうの脚は、立て膝のような状態になります。また股関節が開いてなく閉じている状態にもなります。そうなるとM字が崩れてしまい、股関節脱臼のリスクが高まるとも言われています」

 脱臼した側の股関節は開きが悪く、膝を立てたような状態だったり、そうでない側に比べて足が長く見えたり、太もものしわの数が違って見えたりもします。新生児期からはっきりわかる場合もありますが、だいたいが3~4か月検診などで判明することが多いそうです。赤ちゃんの股関節脱臼は、早期に発見されて適切な治療をすれば、多くは治るとされています。

「股関節脱臼と診断されてしまったら、リーメンビューゲルという装具による整復や、牽引などの治療を行うことになります。赤ちゃんのクセに気を付けたいですね」

 なんともかわいらしい赤ちゃんの寝姿。股関節脱臼を防ぐために「M字」維持は大切です。赤ちゃんの脚の開きなどに異変を感じたら、早めに専門機関で診てもらいましょう。

(Hint-Pot編集部)

新盛 淳司(しんもり・じゅんじ)

新浦安しんもり整骨院入船院、新浦安しんもり整骨院今川院、クローバー鍼灸整骨院代表。柔道整復師、鍼灸師の資格を持ち、関節ニュートラル整体普及協会会員。サッカー元日本代表MF中村俊輔(ジュビロ磐田)を、セルティック時代から10年間パーソナルトレーナーとして支えている。関東リーグ・ブリオベッカ浦安のチーフトレーナーも務めている。