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からだ・美容

自覚しにくい聴覚の衰え セルフチェックとケア方法

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:今野 清志

耳をふさぐだけで感覚が研ぎ澄まされ、身体のリフレッシュにも繋がる【写真:Hint-Pot編集部】
耳をふさぐだけで感覚が研ぎ澄まされ、身体のリフレッシュにも繋がる【写真:Hint-Pot編集部】

朝の深呼吸と耳ふさぎ 実践したい聴力ケアふたつ

 耳のトラブルを解消し、「聞こえ」をよくするには、まず朝一番の深呼吸が大切と今野先生。耳だけでなく、深呼吸は全身の健康維持のためにもぜひ習慣化したい。

○今野先生直伝正しい深呼吸の仕方
1、起床したらまず窓を開ける
2、吸い込む前に肺に残った空気を、口からゆっくりと吐き出す
3、鼻から新鮮な空気をたっぷりと吸い込む
(口から吸うとほこりや細菌が原因で喉に炎症を起こす場合があるため注意)
4、2と3を5回繰り返す

 窓を開けて深呼吸をしたあとに、聞こえてきたのはどんな音だろうか。静かなようでも鳥の声や車の音など、意外に多くの音が聞こえてくるのを実感して欲しいとのこと。続いては、耳を一時的にふさぐ方法。聞こえのトレーニングにもなるという。

○一時的に音をシャットアウトしてリラックス
1、両手手でふさぐなどして、耳を閉じる
2、10~20秒ほど、好きな時間キープ
3、耳をふさいでいたものを離し、周囲の音に耳を傾ける

 今野先生いわく、耳をふさいだ後は、聞こえ方がクリアになっているのを感じて欲しいとのこと。

「朝だけでなく、仕事中も、オフィス内の騒音に疲れたと感じたら、少しの時間でも屋上や戸外に出て、ひとりになれるところで不快な音をシャットアウトする、あるいは戸外の自然な音を聞くようにすると効果的です」。

 毎日できる、ちょっとした習慣を身につけることで、ふだん意識しない聴力をケアしてみよう。

(Hint-Pot編集部)

今野 清志(こんの・せいし)

日本リバース院長。目と耳の美容室院長。目と耳の美容学院学院長。これまでに15万人以上の目や身体の健康を治してきた。現在は日本橋茅場町本院と東中野分院にて施術を行っている。主な著書に『自立神経は1分で整う!』(自由国民社刊)、『いつでもどこでも目がよくなる小さな習慣』、 『いつでもどこでも耳がよくなる小さな習慣』(ともにだいわ文庫刊) がある。