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「気管支炎になりかけました」 日本人女性がイタリア人に聞いた日本の印象 「好きじゃない」と感じたこととは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

イタリアで暮らしている川崎江里子さん(画像はスクリーンショット)
イタリアで暮らしている川崎江里子さん(画像はスクリーンショット)

 日本に憧れを抱いてやってくる外国人は少なくありません。ただ、実際に日本を訪れると、想像と違うと感じることもあるようです。イタリア在住の日本人女性が、訪日経験があるイタリア人女性に「日本の魅力と欠点」について質問。女性は日本に好印象を抱きつつ、「好きじゃない」と思ったこともあったといいます。いったい、どんな体験をしたのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

1年前の9月上旬に訪日 街のきれいさに感激

 イタリアに在住して10年以上という川崎江里子さん。“日本よりイタリアで有名な日本人”として活躍し、歌手、日本語学校講師、YouTuberなどさまざまな顔を持ちます。自身のYouTubeチャンネル「ERIKO ERITALY」では、日本人に向けて、イタリアの生活事情などを発信しています。(※「崎」はたつざき)

 そんな川崎さんが、自身の生徒たちと「オフ会ランチ」を実施。そこに集まった、日本へ行ったことがあるイタリア人に、日本の「良いカルチャーショックと悪いカルチャーショック」について質問しました。

 次々と話を聞いていくなかで、「1年前の9月上旬に日本へ行きました」という女性が。神戸にある語学学校に通いながら、ホームステイを体験したそうです。

 日本の第一印象について、「どこでもきれいでゴミも落ちていない。でも“シンプル”とは違う」と話し、街中の環境に関心を寄せました。また、女性のホームステイ先の近くには野球場が描かれたマンホールがあり、「マンホールがデコられているのは初めて見て、私にとっては印象的でした!」と語ります。

外の暑さと屋内の気温差にびっくり!

日本の印象について語るイタリア人女性(画像はスクリーンショット)
日本の印象について語るイタリア人女性(画像はスクリーンショット)

 彼女がとくに魅力的を感じたのは、日本の治安の良さ。日本では、帰宅が深夜になっても不安になることはなかったといいます。

「大阪へ遊びにいって、カラオケにも行って、帰りが午前2時とか遅くなったときも、普通に夜中に住宅街を歩けました。怖い! と思うことはありませんでした」

 日本の「好きじゃないところ」を川崎さんから聞かれると、「外と屋内の気温差!」との返答が。女性が日本を訪れたのは9月で、まだ真夏の暑さが続いていたようです。

「冬はどうなのかわかりませんが、私が日本に行ったとき(9月)は、駅は半分外みたいなもので蒸し暑かったのですが、電車に乗った瞬間、エアコンが効きすぎていて寒かった! 日本滞在の1週間は、その外と中の気温差にやられて気管支炎になりかけました!」

 日本の夏の気温は年々、上昇傾向にあるといわれ、屋外は高温多湿で暑く、電車や建物内など寒いくらいに冷房が効いている場所も多くあります。女性はその差に体が慣れず、とても驚いたようです。

 日本に対するイタリア人の素直な気持ちに、コメント欄には「イタリア人は良いことも悪いことも的確に話してくれるのでとても良かったです」「エアコンの温度差で体がやられるのは日本に住んでる私も感じる」「窮屈なときもありますが治安が良いとか安心でいられることはかけがえのないことですね」などの声が寄せられています。

(Hint-Pot編集部)