約束の時間に遅れないなど、時間に正確といわれる日本人。似たような国民性だといわれるドイツ人でも、日本の時間への正確性には驚きを感じるようです。Daisukeさんが運営するYouTubeチャンネル「日本食冒険記Tokyo Food Adventures」。外国人観光客に日本食を体験してもらいながら、さまざまな日本の思い出をインタビューしています。初めて日本を訪れたドイツ人医師の夫婦には、母国との違いに驚きと絶賛が止まらないことがありました。いったい、どんなことに感激したのでしょうか。

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「ドイツにはジョークがたくさんあるくらい」

　ドイツの港町・ハンブルク出身のアレックスさんとハナさん。アレックスさんは心臓外科医で、ハナさんは皮膚科医という医師カップルです。

　Daisukeさんに本格的な寿司店へ案内されたふたり。アレックスさんは職人の仕事ぶりを見て、「魚をさばく技が素晴らしいよね。簡単に見えるけどすごく手際がいい」と絶賛します。ハナさんも「（ドイツの寿司と）比較にならない（笑）。ドイツのはマグロじゃないわ、きっと。日本のはおいしい」と目を輝かせました。

　初めての“本場”の寿司に感動したふたりですが、日本で感激したことはほかにも。アレックスさんがとりわけ饒舌になったのは、日本の公共交通機関の正確性です。

「日本は交通システムが素晴らしいね。本当に信じられないくらいだよ。いつでも時間ぴったりだし」と大絶賛。ハナさんも「ドイツの電車は時間通りに絶対に来ない！（笑）」と、母国との違いを実感していました。

　Daisukeさんが、ドイツ人は時間に正確な印象があると言うと「人はそうだけど交通システムは違うの」とハナさんは笑います。

「ドイツには電車のジョークがたくさんあるくらい、時間通りに来ることがないんだよ。とにかくめちゃくちゃなんだよ。まったく機能していない」と嘆くアレックスさん。その理由について、「電車よりも、車が好きなんだね。ドイツ人は車が好きなんだ」と結論づけていました。

　都市部に住んでいるため、車をあまり使わないというふたりは「東京の交通システムは、言うことないよ」と利便性の高さにも驚愕。多くの場所へスムーズにアクセスできる日本の公共交通機関は、羨望の対象のようです。

　そんなふたりに対し、コメント欄には「ドイツの方も、日本人と気が合うっていうのが伝わりますね」「言動も雰囲気も知的で落ち着いていて、素敵なおふたりでしたね。ぜひとも日本を満喫して帰国していただきたいものです」「日本がいかに恵まれているかわかる。当たり前だと思っていたことも当たり前ではないんだな」などの声が寄せられています。

（Hint-Pot編集部）