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どうぶつ

日本での台湾ブーム タピオカの次は電気鍋人気が沸いている

公開日:  /  更新日:

著者:篠崎 有理枝

レトロな色合いが人気。大きさは、6合のMサイズと10合のLサイズがある【写真:篠崎有理枝】
レトロな色合いが人気。大きさは、6合のMサイズと10合のLサイズがある【写真:篠崎有理枝】

レトロな色合いがかわいいと日本で人気 昨年から注文が急増

 なんともレトロな雰囲気がかわいいと日本の台湾好き女子の心に響き、昨年からSNS上でも話題になり、電鍋を使ったレシピがアップされるなど人気を集めています。電鍋を販売しているのは、2018年に100周年を迎えた台湾の老舗メーカー「TATUNG(大同)」。1960年に台湾で発売され、日本では3年前に発売を開始。当初は留学や転勤で日本に住んでいる台湾人がターゲットでしたが、今は購入者の大半が日本人だといいます。

 日本での販売を担当する大同日本株式会社営業販売部の陳正修さんは、「予想外の人気に驚いています。それまで毎月約50台ほどの売り上げでしたが、昨年6月から12月には6か月で約700台の注文がありました。急に注文が増えて台湾から急きよ在庫を取り寄せたほどです」と話します。

「タピオカミルクティーをはじめとする台湾ブームで、台湾の家庭に必ずある、この電気鍋にも注目が集まったのだと思います。最新の家電とは反対に、スイッチひとつのシンプルなつくりと、レトロなデザインやフォルムが好まれ、多くの日本人の方にご購入いただいています」と人気の理由を分析します。

 ちなみに大きさは、6合のMサイズと10合のLサイズがあり、日本では赤、緑、白、ピンクの4色。どの色も同じくらいの人気だそうです。重ね蒸しなどで一度に2品、3品つくれる万能調理器。日本人の家庭に1台という日も近い? 台湾ブームはまだまだ続きそうです。

(篠崎 有理枝)