Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

漫画

“中1ショック”を乗り切るコツ 子供とスマホの上手な関係

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:國立 拓治

新学期は子にスマホを買い与える時期? 中学生の所持・利用率は約6割

 もうすぐ新学期――「中1ショック」という言葉はご存じですか? 子供が中学校に上がり、小学生の頃と比べて勉強量が格段に増え、部活が始まり、友達関係も新しくなるなど、大きな環境の変化についていけない状況のことをいいます。そんな新たな生活の中で、中学生になった我が子にスマートフォンの購入を検討している親御さんも多いのではないでしょうか。平成29年度の内閣府の調査によると、現在、中学生のスマホ所持・利用率は約6割にもなるそうです。

 しかし、早まってはいけません。スマホひとつとっても、中学生に買い与えるべき適切なタイミングがあると『小学生のうちに身につけたい! 「勉強」のキホン』の著者で、今日までの指導生徒数が2000人を超える、さくら個別指導学院の國立拓治さんは、本書の中で語っています。親離れが始まる中学生活。親が心掛けたい学習サポートのひとつとして、スマートフォンとどう付き合うべきか、紐解きました。

 ◇ ◇ ◇

【写真:写真AC】
【写真:写真AC】

 毎年、多くの中学生を指導している國立さんによると、今の中学生にとって勉強を邪魔する最大の誘惑は「スマホ」なのだそうです。勉強が得意であった人ほど、「スマホを学習に活かしたい」などといいがちですが、國立さんの長年の経験から、親の目が届かないところでスマホを使うことに賛成はできないといいます。大人であっても、ついつい仕事中にSNSを見たり、ネットサーフィンをしてしまった経験があるのではないでしょうか。そこから推察できるように、ほとんどの中学生はスマホを与えると勉強どころではなくなってしまうため、きちんとルールを決めることが大切なのです。